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掲載日:2020年11月10日
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お疲れさまでございます。
私の方からは、まず今日は3点、ご説明をさせていただきたいというふうに思っています。最初に、「埼玉150周年1年前イベント」についてご説明をさせていただきたいと思います。皆さんご存知の通り、来年令和3年埼玉県は、廃藩置県によって誕生して150周年を迎えることとなります。その節目の年となる来年、県民、市町村、企業、団体など、埼玉に関わる全ての皆様と共に、埼玉県を知り、見つめ直し、その魅力を県内外へ、そして未来へと繋げ発信していく、このような年にしたいと考えています。そこで県では、来年の150周年へ向けて、今年から特設のウェブサイトなども使いながら、埼玉県を「知る」「祝う」「伝える」この3つのコンセプトのもと、埼玉150周年記念事業を展開をしているところであります。今年度の取り組みとして埼玉県を「知る」におきましては、特設のウェブサイトや公式のSNS を活用して、埼玉県が歩んできた歴史、埼玉県の偉人、さらには150周年を共に盛り上げるパートナー企業、団体など、様々な情報を発信をしていきたいと考えています。また「祝う」におきましては、150周年のシンボルとなるロゴマーク、そしてキャッチコピーの公募を行い決定をするほか、埼玉のさまざまな魅力を盛り込んだ1年前イベント開催をしてまいります。また、3つ目、「伝える」では、県民の皆様にもご参加いただく、埼玉150周年PR 動画や、ロゴ、キャッチコピーを活用したポスターやリーフレットの制作などを展開していきます。次のページお願いします。
次に1年前イベントについて説明をさせていただきます。埼玉150周年の1年前にあたる今週末11月14日(土曜日)、埼玉会館の大ホールにおいて一年前イベントを開催をさせていただきます。当日は、「密」を避けるため、埼玉会館大ホールの席数1,315あるんですけれども、この半分以下の500名ずつを、それぞれ1部、2部入れ替え制、計1,000人に入場者数を制限し、事前にご応募いただいた中から抽選で決定をした方々に、ご参加ををいただくこととなります。5,819名もの応募をいただいたんですけれども、惜しくも抽選に漏れてしまった方々のためには、オンラインで配信をさせていただきます。是非、お楽しみにしていただきたいと思います。会場におきましては、ご来場の皆様が安心、安全に楽しめるよう、入り口での検温や、あるいは消毒、あるいは誘導サイン、さらには客席の千鳥状の配置等によるソーシャルディスタンスの確保など、感染症防止対策を徹底をするつもりであります。3枚目お願いします。この1年前イベントですが、第1部になりますけれども午後2時から4時につきましては、まずオープニングセレモニーとして、埼玉150周年記念ロゴマーク並びにキャッチコピーの発表、埼玉応援団の新メンバーの紹介などを行わさせていただきます。なお、先ほど申し上げたロゴマーク、キャッチコピーは、一般公募で募集をさせていただきましたら、3,628件もご応募いただきました。その中から、一般投票や審査員による審査等を経て埼玉150周年にふさわしい作品を決定をいたしました。その他、テレビ埼玉とのコラボで「埼玉応援団に聞いてみた」、あるいは来年の大河ドラマの主人公である「埼玉の偉人、渋沢栄一翁の魅力紹介」、「埼玉の祭り演舞」などを行います。次のパネルお願いします。そして第2部になりますけれども、夕方の5時半から7時半になりますけれども、まずジェイコムのバラエティ番組「埼玉の逆襲」スペシャルライブとして、所沢のスタジオと結んで二元中継をお届けいたします。また11月22日(日曜日)には、埼玉 WABI SABI 大祭典の紹介も兼ねました「秩父銘仙ファッションショー」、あるいは「さいたまつり」と題し埼玉の祭りのPRイベントなどを実施いたします。その他、今年20歳を迎えるコバトンのお祝いステージやフィナーレでは、埼玉出身の声優さんをお招きし、埼玉を舞台としたアニメの魅力紹介や生ライブを行います。次のパネルお願いします。1年前イベントのオンライン配信は、今年7月に開設した埼玉150周年特設ウェブサイトからご覧いただけます。この特設ウェブサイトは、埼玉の県民お一人お一人の多彩なカラーで明るく彩りたいと考えておりますので、「Colorful(カラフル)」と命名させていただきました。2時から7時半まで、1部と2部の間もお楽しみコンテンツを配信いたしますので、残念ながらご来場いただけなかった皆様におかれましては、是非オンラインで彩とりどりのステージ「Colorful(カラフル)」をお楽しみいただきたいと思います。6枚目お願いします。150周年記念事業は、県だけで150周年をお祝いするだけではなく、この気運づくりを高めていくためにも、県民、市町村、企業、団体など、埼玉の未来を担う全ての方々と連携したいと思っています。まずは、ウェブサイトやSNSなどを通じて、県民の笑顔や思いとともに埼玉の魅力を伝えるPR動画など、県民参加型のキャンペーンを展開してまいります。また、市町村とともに、県内各地で150周年を祝うため、地域の魅力を発信する150周年協賛イベントなどを実施し、地域活性化につながる連携事業を行いたいと思っています。また企業、団体につきましては、150周年を記念した連携イベントや商品開発などに積極的に参加していただく、「埼玉150周年事業パートナー」を募集をしているところであります。すでに84社のご登録をいただいておりますが、より多くの団体、企業に登録をいただいて、県と共に150周年を盛り上げていただきたくお願いを申し上げます。コロナ禍によって社会全体が暗いムードに包まれがちでありますが、県民に笑顔と希望を取り戻し、未来の埼玉づくりへの気運を高めるために、埼玉に関わる全ての皆様と共に、150周年を盛り上げていきたいと考えています。次のパネルお願いします。
さて次に、先程、ちょっと触れましたが、「埼玉 WABI SABI 大祭典」であります。東京2020大会の文化プログラムとして、2017年から本大祭典を開催してまいりましたが、昨年は、残念ながら台風の影響で中止となりました。今年は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、初の試みとしてオンラインで開催をすることといたしました。コロナ禍にあっても、埼玉の和文化をしっかりと発信したいと考えます。11月22日(日曜日)午後3時から 、WABI SABI 大祭典2020特設ウェブサイトで、オンライン配信をスタートいたします。配信の当日は MC(司会者)が進行し、生演奏、トークショー、あるいは事前収録した録画などを織り交ぜながら、配信を致します。ちなみに、22日以降でもアーカイブでいつでも視聴ができます。内容としては、総計17のパフォーマンスを配信いたします。スペシャルゲストには、歌手の元ちとせさん、県立南稜高校出身の若手の箏の奏者の箏男(ことめん)さんの2人、秩父市浦山の獅子舞など県内各地の伝統芸能も紹介をいたします。また、埼玉から国内外に発信している盆栽の山田香織さんあるいは平尾正志さん、書道の矢部澄翔(やべちょうしょう)さんなどのパフォーマンスを始め、いけばなや埼玉のきもの、和楽器演奏なども紹介いたします。その他、「高校生和文化動画コンテスト」を開催しています。これは、コロナ禍において文化祭など発表の機会を失った、高校生の部活動を支援をする企画です。和文化をテーマとした動画を投稿していただき、特設サイトで公開します。これまでに15の学校から応募があり、うち6校の動画を先行公開中であります。さらには「埼玉の食 WABI SABIセット」として、県物産観光協会の協力を得て、地酒やお菓子、うどんなどの加工品の詰め合わせをオンラインで販売を致します。また、「埼玉県産物エールキャンペーン」として、新型コロナウイルスの影響で売上が落ちた食肉や果物など農畜産物をオンライン販売を致します。コロナを吹き飛ばすような企画満載です。是非11月22日、皆さん、ご視聴いただきたいと思います。次のパネルお願いします。
次に、新型コロナウイルス感染症の「埼玉県の感染動向の推移」ですが、直近の一週間の新規陽性者は382人と、先週と比べ121人増加をいたしました。11月6日には、高齢者施設での大型クラスターの発生などにより、1日当たり過去最高となる114名の陽性者が確認をされました。複数のクラスターが発生し、感染患者が大幅に増加したことについて、強い危機感を抱いています。一方で、軽症の方が多いことから、現時点におきましても療養期間は比較的短く、この一週間で201人の方が回復をされ、退院など療養終了されています。重症病床の占有率につきましても7.5%と、低い水準であります。陽性率については3.7%と、連日1日あたり1,000名を超える検査を行っている都道府県の中でも、低い水準を維持しています。他方で、密接な関係にある東京都についても埼玉県と同様に増加傾向にあり、依然として週1,000人を超える規模の陽性者が確認されていることから、引き続き状況を注視し警戒を強めたいと考えています。次のパネルにお願いします。
続いて、「感染疑い経路」ですが、複数のクラスターの発生が起こりましたのでこの「その他感染経路が推定できるもの」が増えております。特に、高齢者施設でのクラスター発生は、重症化リスクの高い高齢患者の増加につながりかねないので、クラスターの発生前に感染症を防ぐことが鍵となります。感染症が確認された高齢者施設については、患者発生後速やかにCOVMAT(コブマット)専門家のチームを派遣をしており、感染対策を講じていることから、現状はコントロールできています。しかしながら、これ以上の感染拡大クラスターの発生を防ぐために、県として、さらなる福祉施設対策を講じていくことと致しました。既に福祉施設の感染症防止対策については、動画などを作成して専門的な知見を基にしたガイドを示しています。それに加えて、関係団体や業界関係者を対象に福祉施設の感染防止対策、発熱者が発生した際のファーストケア等の具体的対応策を周知する緊急会議を近く招集し、傘下の団体を通じて徹底を図っていく予定であります。引き続き、感染防止対策の徹底について各施設でのご協力をお願いするとともに、それぞれの施設におかれましては発熱症状のある入所者さんや職員がいる場合には、まずは新型コロナウイルスに感染したことを疑っていただきたい。そして嘱託医と相談をしていただくことをお願いを致します。また、その一方で引き続き家庭内で感染をされた方々も多くおられ、2割程度確認されております。高齢の方や基礎疾患をお持ちの方に感染を広げないためにも、ウイルスを家庭内に持ち込まないことが重要です。陽性患者の中には、感染経路として会食あるいは職場での接触が疑われる方が依然として少なくありません。引き続き、県民の皆様には職場や飲食店での感染防止対策にご協力をお願いを致します。
最後に、「感染リスクを下げるための5つのポイント」についてであります。これまでの知見から感染リスクが高い場面が分かってきたため、改めて最近の傾向も含めて注意をしていただきたいポイントについて申し上げます。今週末、七五三でお出かけになる方もおられると思います。おめでとうございます。しかしながら、家族や親戚などが集まって会食を予定されている方にも、是非ともお聞きをいただきたいと思います。飲食を伴う懇親会などの場面では、お酒が入り声が大きくなりやすくなります。大声での会話やお酌は避けていただきたいと思います。大人数や長時間の飲食の場面では、感染リスクが高まります。マスクなしで長時間、多くの人が小さなスペースに集まった結果、深刻なクラスターが発生した事例も見られました。大人数、長時間におよぶ飲酒、はしご酒はくれぐれも自粛をお願いしたいと思います。特に、その中でもソーシャルディスタンスの確保を確実に行っていただきたいと思います。なお、お店は、彩の国「新しい生活様式」安心宣言をしているお店を選んでください。感染症対策が十分にとられていない店の利用は避けていただきたいと思います。一部ではありますけれども、感染症防止対策が十分にとられていない飲食店も見受けられるようになっております。飲食店の皆様には改めて安心宣言を店頭に掲示していただいた上で、感染防止策の再度の徹底をお願いいたします。また、お店にはLINEコロナお知らせシステムのQRコードを必ず掲示していただきたいと思います。マスクなしの会話では、広範囲に飛沫が拡散いたしますので、外出時、職場では必ずマスクを着用ください。また、寮などの共同生活では十分な換気、マスクの着用、共用部分のこまめな消毒をお願い致します。そして、職場でも、どこでもそうですが、居場所が切り替わる場面にリスクが潜んでいます。例えば、職場の休憩室、喫煙所、更衣室などではマスクを外して小さい中で会話をしがちです。密閉、密集、密接の3つの密ができやすい。是非、避けていただきたいと思います。感染防止は県民の皆様のお一人お一人のお力にかかっています。引き続き、ご不便をおかけいたしますが皆さんの愛する人、ご家族を守るために、協力をお願いを致します。
以上です。
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