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掲載日:2024年12月1日

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知事コラム

全国有数の酒どころ 埼玉

埼玉県知事 大野元裕 写真:埼玉の日本酒とともに撮影

埼玉県は日本酒の都道府県別出荷量で全国4位、関東地方ではトップであることをご存知でしょうか。令和5年度の出荷量は2.2万キロリットル余り。本県は、全国有数の酒どころといえるでしょう。

本県の日本酒は、その量だけでなく品質でも高い評価を得ています。毎年恒例の「全国新酒鑑評会」では、令和5酒造年度(令和5年7月~6年6月)に全国の酒蔵から出品された828点のうち本県からは10点が入賞し、うち3点は特に優秀として金賞を受賞しました。こうして評価されることは、技術の研さんや地元の資源を生かした商品造りなど、酒蔵の皆さんの日々のご努力があってこそだと考えます。

また、私自身、埼玉の日本酒の魅力を海外へも紹介しています。昨年11月には、マレーシアにおいて100人を超える現地バイヤーを前に日本酒を含めた県産品の魅力を語らせていただき、商談につなげています。さらに、今年9月には「日本・米国中西部会日米合同会議」への出席のため米国オハイオ州を訪問しました。現地では県産品の販路開拓イベントを開催。本県の酒蔵などが出展する中、現地のバイヤーやレストラン関係者ら128人にPRしました。出展者からは「現地の反応がよく、手応えを感じた」などとの声が聞かれました。

師走を迎え、お酒に親しむ方もいらっしゃるかと思います。忘年会や新年会では、国内外で評価される埼玉の日本酒で乾杯はいかがでしょう。県産の日本酒を応援していただける方、ぜひお店に「埼玉の日本酒を!」とリクエストしてください。帰省の折のお土産にもぴったりです。

本県には多くの酒蔵があり、本県を流れる豊かな川から生まれた伏流水を使うなど、蔵ごとの特徴を生かした酒造りに取り組んでいます。江戸時代に創業、「三方よし」で知られる近江商人にルーツがあるなど歴史を刻む酒蔵には、往時の風情を残す建物もあります。県内を観光しながら酒蔵を巡り、お気に入りの一本を探してみるのもお薦めです。

折しも、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の評価機関から勧告があり、日本の「伝統的酒造り」が無形文化遺産に登録される見通しとなりました。この追い風を生かし、県ではこれからも本県の日本酒の魅力を国内外に発信していきます。埼玉の日本酒の世界を楽しみましょう。

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埼玉県知事 大野元裕

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県民生活部 広報課 テレビ・ラジオ・広報紙担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-824-7345

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