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掲載日:2024年7月2日
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秩父地域は、標高120m(長瀞町矢那瀬)から2,483m(奥秩父三宝山)までと標高差が非常に大きく、里山の雑木林から奥地の原生林まで多様な森林で構成されています。戦後初期までの林業では薪炭生産が大きな割合を占めていましたが、木材需要の増大や燃料革命の進展によってスギ・ヒノキの造林が進みました。民有林の人工林率は47%、うち75%が利用可能な46年生以上の森林です。
森林の多面的機能の発揮と山間地域の活性化を図るため、充実した森林資源を生かして「伐(き)って・使って、植えて、育てる」森林の循環利用の促進が重要な課題となっています。
林業は、木材価格の長期低迷により収益性が悪化し、森林所有者の経営意欲が低下してきました。
このため、森林の団地化と施業の集約化を進めることにより、急峻な秩父地域においても、高性能林業機械システムが定着してきました。また、再造林地でのニホンジカによる食害や、伐期を迎えた森林でのツキノワグマによる剥皮害に対しては、意欲的に新しい工法を取り入れています。さらに、再造林コストの削減を図るため、地域をあげて、地拵えから下刈り作業の機械化「再造林機械システム」の導入に取り組んでいます。
また、しいたけ等きのこ類の生産や、産学官が連携してカエデ、キハダを活用した商品開発を支援し、秩父地域の資源を活かした、森林産業の振興を図っています。
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