トップページ > 県政情報・統計 > 県概要 > 組織案内 > 農林部 > 農林部の地域機関 > 秩父農林振興センター > 事業・取組・お知らせ > 県営林からのお知らせ
ページ番号:21863
掲載日:2022年8月8日
ここから本文です。
県営林には、県が土地を所有している「県有林」と、個人や法人との分収契約に基づき、県が造林・保育を行い、伐採後その収益を分収する「県造林」があります。
県有林は、昭和5年に本多静六博士ほか2氏から寄付を受けた秩父市中津川地域の山林を中心として、約3,000ヘクタールの面積があり、標高600m~1,700mに位置し、自然環境の保全に重要な役割を果たしています。また、「大山沢のシオジ林」は、平成25年3月「埼玉県指定天然記念物」に指定されました。
一方、県造林は、本県の基本財産造成や水源かん養・土砂流出防止、模範林の設定を目的に明治39年から分収事業に着手し、これまで管内での契約面積は約4,200ヘクタールとなっています。木材の生産を目的とするため、土地所有者との契約期間も50年という長期になっています。
大山沢原生林 県有林 |
抜き伐りによる木材の生産 県造林 |
林業機械による木材の生産 県造林 |
県営林作業道(一般車両通行禁止) |
県では博士から寄贈の際に提示された「寄附希望条件」を受け、県有林の収益の一部を積み立てた奨学金制度を設け、貸付けを行ってきています。 →本多静六奨学金のページへ(森づくり課のホームページ)
中津川県有林のように、彩の国ふれあいの森として利用するなど保健休養機能を果たしています。また、県造林などの人工造林地では、再生産可能な資源である木材生産の役割を担っています。
山に木を植える、育てる、収穫するという循環利用のサイクルは、数十年という長期間かかりますが、計画的に行うことにより資源を減らすことなく、くり返し生産することができます。
戦後に植林された造林木は、建築用材に利用できるまでに育ってきており、計画的な伐採と再造林により森林の持つ公益的機能を発揮させることで、木材の生産・供給もできるようになっています。
令和元年8月4日、県営林作業道に無断で侵入した自動二輪車が斜面を転落し、運転者が重症を負う事故が発生しました。県営林作業道は、県営林整備のために林道よりも簡易に作設した道で通り抜けできません。森林整備を目的としない一般車両の通行を禁止していますので、立ち入らないでください。
平成24年5月27日、県有林内の鍾乳洞につながる歩道で滑落事故が発生し、負傷者は県警の山岳救助隊によって救助されました。その後警察から、もし鍾乳洞内での事故が発生した場合、救助は困難を極めることから、鍾乳洞内への立ち入りを禁止するよう指導を受けました。そこで、県有林内の鍾乳洞の立入りを禁止することにしましたので、お知らせします。
平成24年9月22日、登山者が県有林作業用歩道内で歩行中に足を滑らし、12m転落する事故が発生しました。作業用歩道は県有林の管理等を行うための歩道であり、登山道とは異なり非常に危険であるため登山者の立ち入りを禁止しています。登山される方は絶対に作業用歩道へは立ち入らないようお願い致します。
※「彩の国ふれあいの森」の遊歩道や登山道は今まで通り利用することができますが、登山の際には、現地ポストに登山届の提出をお願いします。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください