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掲載日:2022年7月12日
Q 梅澤佳一 議員(自民)
一級河川野通川、そして小林調節池の整備についてですが、令和元年東日本台風による大雨により、県内では堤防の決壊や溢水、越水による浸水被害が多発し、多くの県民が被害に遭われました。私の地元久喜市をはじめとする中川・綾瀬川流域においても浸水被害が発生し、地域住民の生活に大きな影響を及ぼしました。近年、全国的に豪雨災害が激甚化しており、いつどこで甚大な被害が発生してもおかしくないと感じております。
中川・綾瀬川流域のような低く平らな地形の地域においては、山間部のダムと同様に洪水をためられる調整池を整備することは非常に有効と認識をしています。このため、この流域に住む人々が安心して生活できるよう、1日も早い小林調節池の整備が望まれます。
昨年度の一般質問では、「令和3年度から調節池の南側の池の遮水口に着手するとともに、越流堤や連絡管渠などの設計を実施する」との答弁でした。私は、令和7年度までの防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化対策の予算を活用し、できる限り事業をスピードアップさせるべきと考えます。
そこで、一級河川野通川小林調節池の現在の進捗状況と今後の見通し、さらに、完成後の影響効果について、県土整備部長に伺います。
A 北田健夫 県土整備部長
小林調節池は、野通川の洪水調節を目的とし、見沼代用水の北側に2つと、南側に1つの計3つの池からなる計画調節容量約68万立方メートルの調節池です。
これまでに、用地取得は全て完了しており、北側の2つの池で全体の計画調節容量の26%を暫定的に確保するとともに、令和3年度には南側の池の遮水工にも着工しました。
令和4年度は、水路の切回し工事や南側の池の遮水工を引き続き実施するとともに、北側の2つの池をつなぐ連絡函渠や、越流堤に架かる管理橋の工事などに着手してまいります。
この調節池の整備により、洪水のピーク時に野通川の流量の約2割を貯留し、その効果として、上下流にわたる河川水位の低下と、それに伴う流域全体の治水安全度の向上が見込まれます。これら効果を早期に発現させるためにも、引き続き「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」の予算を最大限活用することで、整備を推進してまいります。
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