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ページ番号:205913

掲載日:2024年10月17日

令和3年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(浅野目義英議員)

タンデム自転車の公道走行を契機とした利用拡大のための方策について - 利用拡大のための周知について

Q   浅野目義英 議員(無所属)

タンデム自転車とは、2輪などで2人乗りの構造の自転車をいいます。埼玉県議会では、平成28年6月定例会で、当時の菅原文仁県会議員、現戸田市長が、タンデム自転車の公道通行の解禁を求める問い掛けを県警にしています。私も、このとき本会議場にいましたが、埼玉県警察本部長の当時の答弁は、次のようなものでした。
「自転車乗用中に亡くなった方は42人と全国で3番目に多く、また、本年も5月末現在で18人と全国で1番多い状況になっており、自転車による交通事故は深刻であります。このため、タンデム自転車の公道走行につきましては、車体の形状が安全性に及ぼす影響、走行が認められている府県の走行実態や発生状況を見極めつつ、総合的に検討、研究してまいりたい」。
しかし、時代が追いついてきたということでしょうか。公道解禁の波が広がり、今年4月現在、何と41道府県で解禁をされるに至りました。パラリンピックの競技種目の中に、タンデム自転車走行などパラサイクリングがあったことが背景にあったのかもしれません。
3か月前、本県もようやく埼玉県公安委員会規則が改正され、6月1日公布、7月1日施行、公道通行解禁となったのです。私は、時代の要請に沿った好ましい動きだと感じています。
大阪などでは、視覚障害者に後ろに乗ってもらうにとどまらず、高齢者などを連れ出すのに、このタンデム自転車が活躍しているとのことです。もちろん、若い2人、円熟の御夫婦などが乗られても、楽しいドラマが生まれるかもしれません。
しかし、公道通行解禁がやや突然のことで、周知が間に合っていないのではないでしょうか。
質問です。
約3か月たったここに至り、タンデム自転車の公道利用についての周知期間を多く設ける必要があると思います。そして、まずは県民が、タンデム自転車がどういう自転車なのかを知ることが県民のスポーツ振興策の観点からも有意義だと考えますが、利用拡大のための周知について、県民生活部長、いかがでしょうか。

A  真砂和敏 県民生活部長

スポーツには高いレベルで競ういわゆる競技スポーツだけではなく、ウォーキングやストレッチ、ダンスなど楽しみを得るスポーツもございます。
サイクリングもそうした楽しみを得るスポーツの一つです。
タンデム自転車は、議員お話のとおり、2人で縦に並んでこぐ構造の自転車です。一般的な自転車とは一味違い、サイクリング特有の爽快感のほか、2人でこぐ一体感が楽しめます。
埼玉県内でも公道で走ることができるようになりましたが、タンデム自転車とはどのようなものか、あまり知られていないのが現状です。
そこで、スポーツ振興の観点から、タンデム自転車を県民に知っていただく機会を設けてまいります。
まずは、10月末に桶川市内で開催予定のスポーツフェスティバル2021において、埼玉県サイクリング協会の協力でタンデム自転車の展示と体験会を実施してまいります。
気の合う仲間やパートナーと仲良くタンデム自転車を体験し、サイクリングの楽しさを味わっていただきたいと考えています。
今後も、体を動かす楽しさや喜びをもたらしてくれるスポーツを県民に普及していく中で、例えば、熊谷スポーツ文化公園で行われるラグビーの試合に来場した観戦客向けに、タンデム自転車を紹介するなどして広めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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