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掲載日:2024年10月17日
Q 石川忠義 議員(県民)
危険なバス停については、バス停付近で発生した悲惨な交通事故を教訓に、国土交通省を中心に関係機関が協力をしながら対策が進められてきました。埼玉県では、関東運輸局、バス協会、県警、関東地方整備局大宮国道事務所、県全市町村による県バス停留所安全性確保合同検討会が対策を進めています。
同検討会では、国が定めた基準により危険なバス停をAからCにランクを分けて対策を進めてきました。同検討会の資料では、今年8月18日時点において県内で対策が必要なバス停は、合計561か所が確認されています。国土交通省では、同検討会で対策を行う危険なバス停として、過去3年以内に停車したバスが要因となる人身事故が発生しているバス停や、バスがバス停に停車したときに交差点又は横断歩道にその車体がかかるバス停などを定めています。
しかしながら、バスの停車地を中心としたこの基準には達していないものの、実際に危険を実感するバス停があります。幅員の狭い道路の車道すれすれに設置されたバス停など、バスを待っていること自体が危険だと思わざるを得ない場所に設置されたものもあります。
同検討会の対象の多くは、横断歩道の位置の関連やバス停車中の危険性が中心です。県では、これに関わりなく危険だと認められるバス停に関しては、改善を進めるべきです。
そこで、危険なバス停の現状認識について、知事の考えを伺います。
A 大野元裕 知事
国土交通省は、平成30年8月に横浜市内のバス停が絡む死亡事故が発生したことを重く受け止め、令和元年12月から全国のバス停の設置状況について調査を行いました。
これらのいわゆる危険なバス停を是正するため、各県の運輸支局が主体となり、関係機関で構成する合同検討会を設置いたしました。
本県は、埼玉運輸支局が設置する「埼玉県バス停留所安全性確保合同検討会」に構成委員として参加をいたしております。
検討会では、停車したバスの車体が横断歩道又は交差点の前後5メートル以内にかかるなど、安全性に問題があるとされるバス停を危険なバス停とし、改善の優先度の高い順からA、B、Cランクに分類をいたしました。
本年8月18日時点の県内における危険なバス停は561か所あり、県が管理する道路上に設置されたバス停は237か所ございます。
この237か所の危険なバス停のうち、Aランクが13か所、Bランクが147か所、Cランクが77か所となります。
これら危険なバス停について、検討会において決定した、安全上の優先度や地域の実情に応じて、バス事業者がバス停の移設又は廃止、その他必要に応じた安全対策を順次進めております。
また、検討会による決定の他に、危険と認められるバス停があれば関東運輸局に改善を要望したいと思います。
本県としてはまずは、バス事業者がバス停の移設を行う際に、適切な指導や助言を行い、バス停の安全性の確保に努めてまいります。
再Q 石川忠義 議員(県民)
今、237か所、A、B、Cランクであるということでしたけれども、質問の趣旨はこのA、B、Cランクのほかにも危険だと認められるバス停がある。そういうところについて、現状認識をどのように持つのですかということなのです。もう一度お願いします。
再A 大野元裕 知事
先ほど申し上げましたのは、国土交通省そして埼玉運輸支局が設置する合同検討会において、危険なバス停と認められたものについてでございます。
これ以外に、危険なバス停というものがある場合、当然、この場合にはバス停の位置を基準にして定めておりますので、それ以外にも議員御指摘のようなバス停がある場合には、関東運輸局に改善を要請したいと考えております。
また、それ以外にもバス事業者がバス停の移設を行う場合に、これが合同検討会の結果によるよらないに関わらず、移設を行う場合にも適切な指導・助言を行いたいと考えております。
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