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掲載日:2023年12月18日
Q 高木功介 議員(自民)
藤右衛門川とは、荒川水系芝川の支流で、さいたま市浦和区木崎付近から浦和区内の市街地を流れ、さいたま市南区の浦和競馬場を通り南下し、川口市北部で芝川に合流する河川です。藤右衛門川は、埼玉県とさいたま市に管轄が分かれております。すなわち、浦和競馬場から最下流の川口市までが埼玉県の管轄です。
駒場サッカー場がある周辺、つまり浦和区本太坂下周辺では、ゲリラ豪雨が来るたびに床上・床下浸水に見舞われております。そこには、幹線道路でもある越谷浦和バイパスが通っており、冠水して通行止めになることもあります。
藤右衛門川の埼玉県管轄側では平成14年に改修工事が完了し、川幅も広く、排水機場や遊水池も設置されるなど、すばらしい河川に改修されております。この付近でゲリラ豪雨が発生しても、洪水が起こったことは聞いたことがありません。
しかし、実際、さいたま市管轄の浦和区流域では洪水が起こっております。昨年8月のゲリラ豪雨でも本太坂下周辺では道路が冠水し、住宅街では床上・床下浸水をいたしました。藤右衛門川は、前述のとおり埼玉県とさいたま市で管轄管理が分かれていますが、一連の河川であり一体的に考えるべきだと考えます。
埼玉県では、令和元年には管轄の境である浦和競馬場付近の川底の土砂撤去をするなど、治水対策をされていることは承知いたしております。そこで、この箇所より下流のさいたま市南区の狐橋付近から柳橋付近までの川底の土砂撤去を検討していただきたいと切望いたしております。それにより少しでも降雨時の水の流れをスムーズにし、上流の本太坂下付近の洪水を解消してほしいのが、浦和区民の切なる願いです。県土整備部長の答弁を求めます。
A 中村一之 県土整備部長
令和2年8月12日に、さいたま市内において最大時間雨量30ミリメートルを超える降雨となり、議員お話のとおり、浦和区本
太
で浸水被害が発生したことは承知しております。県が管理する藤右衛門川は、浸水した地域の排水を担う下水道の雨水幹線の下流に位置しており、上谷
沼
調節池を除き、時間雨量50ミリメートル程度の降雨に対応するための河川改修は完了しております。また、整備完了後も、必要に応じて河川内に堆積した土砂の撤去を行っております。
令和元年度には最上流部や柳橋
付近で、令和2年度には競馬場調節池内で、「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」の一環として土砂撤去を実施しています。引き続き、ご指摘のあった、さいたま市南区の狐
橋
付近から柳橋
付近までの区間を含め、堆積状況を随時確認しながら、必要に応じ土砂を撤去してまいります。また、上流の下水道の雨水幹線からも土砂が流れてくることから、さいたま市と連携し、適切に対応してまいります。
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