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掲載日:2023年12月18日
Q 高木功介 議員(自民)
警察庁は、運転免許証更新時の優良運転者講習をオンライン化し、自宅のパソコンやスマートフォンで受講できる仕組みを取り入れる方針を定め、令和3年度予算の概算要求に盛り込みました。令和3年秋以降、一部の都道府県警で試験的導入後、全国で運用を始める予定だと発表いたしております。これにより、運転免許センターや警察署の窓口の混雑緩和が期待されます。
オンライン講習が実現すると、希望者は好きなタイミングで更新時講習を自宅で受けることができます。現在の優良運転者の更新時講習は30分です。オンライン化してもこの時間は短縮されませんが、警察署などでの受講は免除されます。新旧の運転免許証を切り替えるための視力検査と写真撮影は必要ですが、講習後に一斉に免許証を受けることが避けられるので、今以上に職員の負担軽減と手続時間の短縮が期待されます。
運転免許証の更新は各都道府県で方法が異なり、埼玉県では即日交付している優秀な県です。しかし、地元の警察署では平日しかできず、日曜日の更新は鴻巣免許センターまで行く必要があります。鴻巣免許センターはアクセスも決して良いとは言えず、また、日曜日は免許更新のため大変混雑いたします。一方、東京都では、府中、鮫洲、江東の3カ所の免許センターが日曜日も開設しており、複数箇所で受けることができます。
そこで、運転免許証更新時の優良運転者講習のオンライン化に合わせて、優良運転者の更新の日曜日対応窓口を埼玉県内警察署に複数新設することを提案いたします。埼玉県は、全国第5位の人口を持つ大きな県ですので、県民サービスの効果は絶大だと考えます。私と同じ髙木である高木警察本部長の英断に期待を込めて、見解を求めます。
A 高木紳一郎 警察本部長
現在、日曜日の運転免許証の更新については、運転免許センターにおいて実施しており、警察署においては、当直体制の下、休みなく事件、事故に対応する施設であり、更に庁舎内には留置施設が存在するなど、庁舎管理上の配慮を要することから、実施をしておりません。
オンライン講習が実現した場合、優良運転者の方は自宅等で更新時講習を受講することができますが、視力検査や写真撮影等は、これまでと同様に運転免許センターや警察署に出向く必要があります。現在、警察署で行っている運転免許証の更新事務のうち、講習については、交通安全協会に委託しており、視力検査や写真撮影等については、警察職員が対応しておりますので、オンライン講習が実現しても、警察職員の負担軽減に繋がらない面がございます。
日曜日に警察署で運転免許証更新事務を実施している都道府県はございませんが、今後、警察庁が示すオンライン講習の内容が明らかになる中で、全国の動向等を踏まえつつ、県民の利便性に関心を持ち、これに資する施策が実現できないか検討してまいります。
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