トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成30年9月定例会 > 10月1日(月曜日) > 金子 勝(自) > 平成30年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(金子 勝議員)
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掲載日:2024年10月8日
Q 金子 勝 議員(自民)
教育は人とよく言われますが、良い教員の下には良い子供が育つ、そう言い換えることができると思います。そこで大切なことは、埼玉県が良い人材をいかに採用するかということであると考えます。ところが、公立小学校の現場を経験した方々からは、良い人材が東京などほか自治体に流れていっているのではないかという心配の声をよく聞きます。こうした教育の現場に身を置いた先生方の意見は傾聴に値します。
そこで伺います。優秀な人材をほかの自治体に奪われないように、例えば本県の教員採用試験において、近隣都県に勝るインセンティブを設けるといった努力はなされているのでしょうか。
次に、採用段階で優秀な人材を採る、それに加え、優秀な人材を育てる、これも同様に必要です。
そこで伺います。近隣都県をリードするような教職員の育成プログラム、この点、県はどのような取組をしているのでしょうか。
以上、教育長に伺います。
A 小松弥生 教育長
まず、「優秀な人材を他の自治体に奪われないように努力はなされているのか」についてでございます。
議員お話しのとおり、「教育は人なり」の言葉どおり、学校教育は教員の資質・能力に負うところが極めて大きいと考えております。
そのため、本県では、英語に関する資格や青年海外協力隊での経験など、特定の資格や実績を有する志願者に対し、第1次試験に一定の点数を加える仕組みを設け、資質・能力や経験に優れた人材の確保に努めております。
また、全国の10の主要都市での教員採用説明会や大学における募集説明会を実施し、埼玉教育の特色を発信することで、1人でも多くの学生に本県の魅力を知ってもらい、受験を促す努力を続けているところでございます。
次に、「近隣都県をリードするような教職員の育成プログラムについて、どのような取組をしているのか」についてでございます。
法律で定められている1年目及び10年目の教員全員への研修に加え、県独自で5年目及び20年目の教員全員にも研修を実施しております。
また、本県では、新しい学習指導要領が求めている「主体的・対話的で深い学び」の実現に向け、東大と連携し、全国に先駆けて協調学習の実践を進めることで、教員の指導力向上に取り組んでおります。
この実践の中では、授業の質を高める指導助言を行うマイスター教員の養成・活用を図るとともに、インターネットを活用し学校の枠を超えて教員同士が学び合えるネットワークづくりもすすめております。
今後も、採用選考の工夫と研修内容の見直しを通して、優秀な人材の確保と育成にしっかりと取り組んでまいります。
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