環境科学国際センター > 試験研究の取組 > 研究評価の取組 > 平成25年度第2回研究評価 > H25第2回審査会コメント3/研究課題(土壌 H23-H24 微動探査法)

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掲載日:2023年1月11日

環境科学国際センター研究課題(土壌・地下水・地盤担当/H23~H24)

微動探査法における深度方向指向性に関する研究

(土壌・地下水・地盤担当:白石/H23~H24)

 微動探査法では、地表面に設置された複数の地震計で構成される地震計アレイを用いて地盤を伝わる表面波の速度を計測し、その結果を解析して地下構造を推定します。地震計アレイは、アレイ形状に応じて深度方向に指向性を持つと考えられていますが、それを表現する理論は未だ存在しません。そのため計測の誤差を正確に評価することは困難な状況にあります。本研究では深度方向指向性を表現する理論を導き、その性質を明らかにします。

《研究の概要》(PDF:424KB)

 

平成25年度第2回研究審査会コメント

研究課題

微動探査法における深度方向指向性に関する研究

研究審査会コメント

  • 様々な応用が期待できる有用な技術を、より実用化に近づけた研究である。
  • 理論的なアプローチと数値モデル実験で、期待される成果を出すとともに、新たな課題も見出している。考え方も整理されており、今後の成果に期待したい。
  • 今後の調査研究に繋がるものであり、更なる発展を期待したい。
  • 微動探査法は、地震被害想定調査、CCS(二酸化炭素の回収・貯蔵)の適正調査など、応用面が広い。今後、方法の精度向上や検証、適用範囲の拡大などについて、企業や大学などとの連携を図りながら、実用化を進めてほしい。
  • 埼玉県は軟弱層が厚く遠地地震で独自の挙動を示すことから、その地盤特性の解明は、地震防災に有用である。

お問い合わせ

環境部 環境科学国際センター 研究企画室

郵便番号347-0115 埼玉県加須市上種足914 埼玉県環境科学国際センター

ファックス:0480-70-2031

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