環境科学国際センター > 試験研究の取組 > 研究評価の取組 > 平成25年度第2回研究評価 > H25第2回審査会コメント1/研究課題(大気 H23-H24 工場内で利用可能なVOC局所対策)

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掲載日:2023年1月11日

環境科学国際センター研究課題(大気環境担当/H23~H24)

工場内で利用可能なVOC局所対策手法の開発

(大気環境担当:米持、佐坂、梅沢/H23~H24)

 埼玉県は、光化学大気汚染が国内で特に深刻な地域であります。揮発性有機化合物(VOC)はこの原因物質の一つですが、その発生源は多岐にわたります。既に大規模発生源では法による規制が適用され、VOC排出量の低減が進められてきましたが、光化学大気汚染には改善が見られません。そこで本研究では、これまで大学や企業との共同研究で得た光触媒を利用したVOC処理に関する知見を基に、既存のVOC処理装置の利用が難しい中小企業の塗装・印刷現場等のVOC局所発生源における濃度低減手法の開発を目指します。

《研究の概要》(PDF:454KB)

 

平成25年度第2回研究審査会コメント

研究課題

工場内で利用可能なVOC局所対策手法の開発

研究審査会コメント

  • 工場等の室内環境対策としては良い成果が得られており、将来性も期待できる
  • 特許出願されていることから、実用的で新規性の高い成果が得られており、今後、効率的なVOC発生量削減が低コストで実現可能となることを期待する。
  • 局所環境の保全策として、今後更に発展する可能性がある。特許出願についても充分に評価できる。
  • 大気環境保全対策への寄与が認められるとともに、中小工場の作業環境における労働安全衛生対策の面からも意義がある。今後、実用面への展開を期待する。
  • 特許出願等、実用化に向けた取組は評価できる。VOC発生量全体に対する効果は限定的と思われるが、労働環境の改善や、光触媒との組合せによる、効率的で低コストの収納容器の技術開発についても、引き続き検討してほしい。
  • 中小規模の事業所における、作業環境と安全性向上に資する研究だと思われる。

お問い合わせ

環境部 環境科学国際センター 研究企画室

郵便番号347-0115 埼玉県加須市上種足914 埼玉県環境科学国際センター

ファックス:0480-70-2031

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