ページ番号:13666
掲載日:2018年1月19日
ここから本文です。
朝霞市大字上内間木地内/新河岸川左岸
現場位置図
現場平面図
埋まっている廃棄物の推定量:約11,000立方メートル
※平成8年に69か所のボーリング調査を行い埋設量を推定しました。
発見当時の廃棄物の状況
平成6年度に試験的に一部掘削した廃棄物の保管状況(ドラム缶約950本)※
※ドラム缶に収納し現地に保管していた廃棄物は、平成28年12月までに無害化処理認定施設での処理を完了しました。
現地(掘削物仮置所)の状況(平成28年12月)
これまでの調査により、埋まっている廃棄物はPCB、ダイオキシン類や鉛などの重金属及び、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレンなどの揮発性有機化合物により汚染されていることが判明しました。
物質名 |
最大濃度 |
特別管理産業廃棄物判定基準 |
---|---|---|
PCB |
2600mg/kg |
― |
ダイオキシン類 |
51ng-TEQ/g |
3ng-TEQ/g |
鉛 |
5,500mg/kg |
― |
トリクロロエチレン |
32,000mg/kg |
― |
テトラクロロエチレン |
39,000mg/kg |
― |
トルエン |
170,000mg/kg |
― |
キシレン |
18,000mg/kg |
― |
物質名 |
最大濃度 |
特別管理産業廃棄物判定基準 |
---|---|---|
トリクロロエチレン |
130mg/L |
0.3mg/L |
テトラクロロエチレン |
71mg/L |
0.1mg/L |
ベンゼン |
56mg/L |
0.1mg/L |
ジクロロメタン |
9.3mg/L |
0.2mg/L |
1,2-ジクロロエタン |
0.46mg/L |
0.04mg/L |
シス-1,2-ジクロロエチレン |
34mg/L |
0.4mg/L |
鉛 |
1.5mg/L |
0.3mg/L |
砒素 |
0.16mg/L |
0.3mg/L |
廃棄物中の有害物質が河川や地下水に流出しないように現場周囲に遮水壁を打設するとともに、雨水が浸入するのを防止するため防水シートで覆い、さらにその上に覆土(約1m)を行う応急対策を実施しました。
対策を施した面積:2,450平方メートル
遮水壁(鋼矢板)の深さ:13m
鋼矢板の打設
防水シートの敷設
洪水の防御及び廃棄物の流出防止等を目的として埋設区間の護岸工事を実施しました。
鋼管矢板深度:21m
現場の断面図
平成6年度におこなった掘削試行工事の結果、埋まっている廃棄物にはトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、トルエンなどの揮発性の有機溶剤が多く含まれていることが確認されました。このため、これらの有害物質が地下水や大気等の周辺環境に影響を与えないようにするとともに、将来、掘削して除去する際の作業の安全確保などを目的として、平成8年度から廃棄物中の有機溶剤を除去する工事を行っています。
学識者等専門家からなる「埼玉県新河岸川産業廃棄物処理推進委員会技術検討委員会」を平成21年6月に設置し、新河岸川産業廃棄物の無害化処理に向けた具体的かつ現実的な工法案の検討を行っています。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください