令和6年度下半期精神保健福祉研修　

 

概要

【目的】

　地域共生社会の実現や精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築を推進するため、関係機関の職員が、精神障害やメンタルヘルス領域における知識や相談援助技術を獲得することを目指します。

 

【受講方法】

　YouTube埼玉県限定公開セミナー動画チャンネルによるオンデマンド研修です。

 

【配信期間】令和6年12月6日（金曜日）から令和7年2月6日（木曜日） 

（受講用の動画URLは、お申込みいただいたメールアドレス宛に送付いたします。）

 

【講義内容】 

〈講義1〉精神保健福祉法改正等の施策の動向

　講師　社会福祉法人じりつ　理事長　岩上　洋一　氏

　内容　地域包括ケアシステムの目指すものや、精神保健の重要性、施策の動向について基本的な理解を深める。

〈講義2〉地域包括ケアシステムについて

　講師　埼玉県立精神保健福祉センター　地域支援担当　主査　吉川　圭子

　内容　地域での事例をもとに、地域包括ケアシステム実現のために保健・医療・福祉関係者等、それぞれができることを考える。

〈講義3〉【相談の基本編】精神保健に課題を抱える方の相談の受け方とアセスメント

　講師　埼玉県立精神保健福祉センター　企画広報担当　主査　吉田　太郎

　内容　精神保健領域の相談に必要な、疾病性・事例性の概念を知り、相談の受け方やアセスメント技術の向上を学ぶ。

〈講義4〉【相談の基本編】家族相談の受け方　家族の理解と支援について

　講師　埼玉県立精神保健福祉センター　企画広報担当　主任　山神　智子

　内容　本人が登場しない家族相談を受ける際の基本姿勢、家族と本人のより良い関わりを促すために今日から使えるポイントを学ぶ。

〈講義5〉【相談のスキルアップ編】対応に苦慮する事例へのアセスメントや支援について

　講師　菊池臨床心理オフィス　菊池　礼子　氏

　内容　母子保健・ひきこもり・高齢福祉分野で、支援が進まない・支援を拒否するなど対応に苦慮する事例をどのように見立てる　

か、アセスメントを深め、支援に生かす。

〈講義6〉【相談のスキルアップ編】依存問題を抱える事例への相談や支援について

　講師　浦和まはろ相談室　高澤　和彦　氏

　内容　依存問題の相談の受け方や心構え、本人・家族相談の実際 ～「依存」の背景にある生活課題や問題を知る～

〈講義7〉統合失調症を持つ人の理解と支援

　講師　埼玉県済生会鴻巣病院 院長補佐　関口　暁雄　氏　

　内容　支援者が知っておくべき本人の生活のしづらさ、接し方や関わり方の 工夫、精神科リハビリテーションの考え方について学ぶ。

〈講義8〉障害福祉サービス

　講師　埼玉県相談支援専門員協会 副代表　小金渕　美保子　氏

　内容　精神障害の特性を踏まえた相談支援の在り方や障害福祉サービス・社会資源の利用方法を学ぶ。

〈講義9〉統合失調症

　講師　埼玉県立精神医療センター　病院長　黒木　規臣　医師

　内容　精神障害者の支援を考える上で基本となる統合失調症について、疾病の特徴、治療や支援方法について学ぶ。

〈講義10〉アルコールや薬物の依存症

　講師　埼玉県立精神医療センター　科長　合川　勇三　医師

　内容　アルコール及び薬物依存症の概念と治療、依存症の特徴や、どのような物質が依存対象となるのか等を学ぶ。

〈講義11〉発達障害

　講師　埼玉県立精神医療センター　医員　小川　真彦　医師

　内容　発達障害の基本的理解を深めることに加え、こどもの心の発達や二次性併存障害の理解について学ぶ。

〈講義12〉気分障害、神経症・心身症

　講師　埼玉県立精神医療センター　医長　本間　昭博　医師

　内容　それぞれの疾患について、概念や要因、症状やその治療法について学びを深め関わり方のポイントを学ぶ。

〈講義13〉精神科医療との連携（入院形態）

　講師　埼玉県立精神医療センター　療養援助部　副技師長　山内　千恵美　氏

　内容　医療との連携の上で必要な、精神科医療機関の機能や役割を理解し、 精神保健福祉法や精神科の入院形態等を学ぶ。
〈講義14〉精神科救急医療体制について

　講師　埼玉県立精神保健福祉センター　精神科救急情報担当　主任　齋藤　真哉

　内容　埼玉県における精神科救急医療体制、精神科救急の考え方を理解し、 救急事例化を防ぐ取り組みについて学ぶ。

 

【注意事項】

　※　研修資料の二次利用、転載、転用、第3者へのURLの提供、SNSへの投稿は、固くお断りします。

　※　本研修の録画・録音・撮影は固くお断りします。

　※　上記の行為が発覚次第、著作権・肖像権侵害として対処させていただくことがあります。