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掲載日:2024年3月7日
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草加市は、埼玉県東南部に位置し、人口24万人を超える県内有数の都市です。市の中心部を南北に流れる綾瀬川や日光街道沿いの松並木、そうか公園など豊かな河川と緑が残り、市民に親しまれています。
草加の歴史は古く、1606年に日光街道の第二の宿駅として整備が着手されたことに始まり、松尾芭蕉の紀行文「おくのほそ道」にもその名が登場しています。
市内では、全国に知られた草加せんべいや皮革製品など特色ある伝統産業が受け継がれ、産業とくらしが調和したまちとなっています。
草加市の中心を南北に流れる綾瀬川沿いにある、約1.5キロメートルの松並木が「草加松原」と呼ばれています。松尾芭蕉の「おくのほそ道」に「その日やうやう草加という宿にたどりつきにけり」と記された草加宿の北側に位置し、江戸時代から日光街道の名所として知られてきました。今なお「おくのほそ道」の時代の雰囲気を伝える風致景観として評価され、平成26年3月18日に国指定名勝「おくのほそ道の風景地」の一つに指定されました。
草加松原
東武スカイツリーライン獨協大学前〈草加松原〉駅東口から正面大通りを進むと、約5分ほどで草加松原遊歩道に到着します。南北に延びる約1.5キロメートルの遊歩道には634本(平成24年時点)もの松が整然と並んでおり、市民の憩いの場となっています。
遊歩道内には「百代橋(ひゃくたいはし)」と「矢立橋(やたてはし)」というおくのほそ道にちなんで名付けられた太鼓型の歩道橋があります。橋の上からは松並木の眺めがよく、景色を楽しむことができます。
太鼓型の矢立橋
東武スカイツリーライン獨協大学前駅の東口から真っすぐに歩いて、綾瀬川にかかる松原大橋を渡った右手側に草加市文化会館が建っています。その1階に「伝統産業展示室『ぱりっせ』」があります。
『ぱりっせ』は草加市の地場産業である❝草加せんべい❞、❝皮革製品❞、❝草加本染め浴衣❞を展示・販売・体験できる施設です。
伝統産業展示室「ぱりっせ」
会館側の入口から入ると巨大な革製のぬいぐるみのクマが、見学者を出迎えてくれます。
革製の巨大なクマのぬいぐるみ
❝草加せんべい❞ゾーンには、昔の道具や製造工程などが展示されています。せんべいといえば❝草加せんべい❞。草加市のみならず埼玉県を代表する銘菓です。
❝草加せんべい❞の起源については諸説あります。真偽のほどはわかりませんが、親しまれているのは「おせんさん」のエピソードです。
草加せんべいを焼く様子を再現した人形
❝皮革製品❞ゾーンには、革製のカヌーや皮の素材、製造工程などが展示されています。
草加ではいろいろな種類の皮を扱っており、素材から製品まで生産できる全国有数の産地です。
皮革製品ゾーンの展示
草加本染め浴衣ゾーンには、道具や型紙、製造工程などが展示されています。
本染め浴衣は『注染(ちゅうせん)』という技法で染められています。この技法は染料を注いで染め上げるため、裏表なく柄が鮮やかで、生産性が高いのが特徴です。
残念ながら、現在は市内で、注染の技術で浴衣を製造している事業所はなくなってしまいました。
市内の業者が焼く❝草加せんべい❞には、醤油、みそ、塩、ゴマ、ザラメをまぶしたものなど、風味豊かな様々な種類のものがあり、ここ『ぱりっせ』でも販売されています。
また、トースターで焼ける「せんべいの生地」も販売されており、ご自宅で焼きたて熱々のせんべいを楽しむこともできます。
❝皮革製品❞では、市内の業者が作ったバッグ、財布、キーケース、靴など様々なものが販売されています。
いろんな味を選べる草加せんべい売り場
様々な皮革製品を販売
※体験を希望される方は、伝統産業展示室(電話番号080-931-1970)にお問合せください。
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