ページ番号:280090

掲載日:2026年3月17日

ここから本文です。

事例発表(飯能信用金庫)(テキスト版)

飯能信用金庫 笠井様

皆さまこんにちは。飯能信用金庫鶴ヶ島支店の笠井と申します。

本日はこのような表彰式にお招きいただきまして誠にありがとうございます。

私からは川越市内に拠点を構えます創業53年の製造業の支援事例を紹介させていただきます。よろしくお願いいたします。

まず、こちらの企業の社長様は一社依存への不安と金利上昇への恐怖、そして原材料は上がっているけれども、長年のつき合いがある取引先に値上げをしたいとはどうしても言い出せない、何か改善をしないとならないことは分かっているものの、何から手をつけたらいいのか分からないと、中小企業の経営者様ならではの不安と孤独を感じていらっしゃいました。

そこで、私が御紹介させていただいたのがパートナーシップ構築宣言です。社長はこちらの制度を御存じありませんでしたので、これはどういった制度なのか、手続に手間がかかるのではないかといった反応がありましたが、こちらは自社の透明性を証明して、新しい取引先を増やすための武器にもなるという丁寧な御説明を行いました。

そして、お客様先に何度も足を運び、自社の強みを一緒に書き出し、手続や登録の申請、ホームページのロゴ掲載まで一緒に取組をいたしました。ここで私が一番こだわったのは、不安に感じている社長を一人にさせないということです。こういった登録の作業も、ホームページの更新も隣に座って一緒に進めることで、心理的ハードルを一つ一つ取り除いていきました。そして、対話を重ねる中で、金利の優遇や補助金を活用する際の加点のメリット、こういった国や県の方針に沿った健全な経営は金融機関からの評価向上にもつながるということもお伝えしたことで、社長の意識は前向きに変化し、最大の壁であった価格交渉に踏み出すきっかけとなりました。

そして、こちらの価格転嫁支援ツールを活用いたしまして、コストの上昇率をグラフで提示、更に説得力を持たせるために、自社でここまで努力して削ったというプロセスも数字で示しました。これ以上はどうしても無理ですと感情をぶつけるのではなく、論理を可視化する形にこだわって取り組みました。この客観的なデータ提示こそが取引先との健全な対話を生む鍵となりました。

そしてこの取組で得られた成果は3つです。

1つ目が、ホームページのロゴを見た新規取引先からの受注の獲得、2つ目が補助金も含めた設備導入の検討、そして最後3つ目が15%の価格転嫁の成功です。

これらの各ツールを活用したことで、むしろ信頼を深める形で合意に至ることができ、一社依存からの脱却と適正な取引を実現することができました。

社長からは、「交渉したことで、より取引先との絆が深まったよ」と笑顔でお話をいただきまして、その笑顔を見たときに私もとても嬉しく、この仕事を本当に誇りに感じました。

今後も身近な金融機関として、お客様の心に寄り添う伴走支援を続け、ここにいらっしゃる素晴らしいサポーター方々と一緒に笑顔溢れる埼玉県をつくっていきたいと思います。

以上で飯能信用金庫からの事例発表とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。

お問い合わせ

産業労働部 産業労働政策課 戦略会議担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4818

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?