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掲載日:2021年9月8日

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緊急事態宣言の延長要請等の知事発言内容(9月8日)(テキスト版)

   私から御報告させていただきたいと思います。皆さん御存じのとおり、現在、本県に対する緊急事態宣言の措置を実施すべき期間でありますけれども、令和3年8月2日から9月12日までとなっています。1日当たりの感染者、新規陽性者につきましては、過去最多となる8月19日の2,169人をはじめ、ほとんど8月中には、ほぼ毎日1,000人を超える状況であり、正に感染爆発の状況であり、それに伴い、医療提供体制についても極めて深刻な状況にございました。9月に入ってから、若干、新規陽性者については落ち着きを見せてきているのも事実であって、一昨日は450人、昨日は647人と、大きく1,000人を下回るとともに、実効再生産数についても0.7台まで下がってきていることは事実であり、新規陽性者について減少傾向を示しているのだろうと思ってます。
   他方でそれにもかかわらず、本日時点での病床の使用率ですが、この2日間で7床増やしておりまして、病床は暫時増えてきているものの、それにもかかわらず、70パーセント近くの病床を占有している状況が現在も継続しております。ちなみに重症者用病床も約6割であります。自宅療養者数についても7,000人台と高止まりを続けており、以前から皆様にお話しているとおり、医療関係に対する負担、これが、もっとも今気になるというふうにずっと申し上げておりますけれども、ここについては緩和されたとは言い難い状況であります。他方、それにもかかわらず、医療関係者や様々な皆様の御努力によって、何とか医療について維持している状況が継続しております。
   このような中で我々といたしましては、緊急事態宣言を単に解除するというのはなかなか難しいだろうということで、専門家会議に対して御意見をいただけるよう諮問をいたし、緊急事態宣言を実施すべき期間の延長を諮問いたしましたところ、専門家会議においては書面ではありましたけれども、全会一致でこれを適当と考える、こういったお答えをいただきましたので、先ほど午後2時頃でありますけれども、国に対して緊急事態宣言の措置を延長するよう申し入れを行いました。
なお、県といたしましてはこの延長でございますけれども、約3週間程度を目途にするようお願いをさせていただいているところでございます。現在、緊急事態宣言下で先ほど申し上げたとおり新規陽性者数は若干下がっているものの、この1、2週間においては一部の地域において特に顕著に朝、そして夜の人流が戻りつつある。つまり増えているという状況であります。飲食店の時間短縮や休業要請、酒類提供禁止要請につきましては概ね95パーセント程度を維持しているものの、特定の地域においては7割台、70パーセント台、80パーセント程度といった地域もございます。こういったところについては個別に改めて強く呼びかけを行っていくつもりでございます。
   現在、本県のワクチン接種でありますけれども、第1回の接種については5割、そして第2回目の接種率についても4割を超えてきた中、政府の分科会からはワクチン普及後の行動制限と日常生活を変えるための総合的な取組について提言がなされたと理解をしております。今後、国の分科会が提言するワクチン・検査パッケージの活用を含めて、日常生活についての様々な検討がなされるものと考えます。
   本日の戦略会議においても、これまで時間をかけて我々作り上げてきましたけれども、そういったことも踏まえて今後県としても対応をするとともに、ワクチンについてはやはり大きなカギになりますので、昨日お話をさせていただいた12歳以上の接種については県として通達として出させていただきました。引き続き積極的な接種を進めることについても同時並行で今後進展をさせていきたいと思っています。私の方からは報告としては以上です。

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