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掲載日:2024年4月10日
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2023年に台湾の宜蘭県で7月1日(土曜日)から8月13日(日曜日)に渡って行われる「台湾宜蘭国際童玩芸術節」と称する国際フェスティバルに、私がプロデュースしている若手和太鼓奏者育成プロジェクト『スーパー太鼓ジュニア』が、この期間内の7月23日(日曜日)〜30日(日曜日)に参加して来ました。
そもそも『スーパー太鼓ジュニア』は、2012年より全国で活動している中高生から25歳位までの有志ある太鼓奏者を一堂に集め、それぞれの異なる地域に根ざした若者同士がひとつの団体として楽曲演奏に取り組むことで、ライバル意識や敵対心ばかりでなく同じ奏者として心をひとつにして、お互いを支え合い、助け合い、切磋琢磨し、演奏を通じて感動を分かち合うことで、若手和太鼓奏者の重要な育成に繋がることと、この取り組みが結果的に和太鼓界と日本の文化の発展に繋がることを目的とした、他にはない若手和太鼓奏者育成プロジェクトになります。
これまで、2012年の起ち上げから10年以上に渡って9ヶ国の国際フェスティバルに参加して来ており、多くのイベントプロデューサーからも「参加国中、最も素晴らしかった」と高い評価を受けています。
また、この『スーパー太鼓ジュニア』は、埼玉県を本拠地としています。
この「台湾宜蘭国際童玩芸術節」では、国際フェスティバルとしての位置づけから、約10ヶ国からそれぞれの国の文化芸術としてのパフォーマンスチームが参加しており、独自の伝統舞踊や伝統音楽を披露していきます。
それぞれの国は舞台でのパフォーマンスはもちろんのこと、地域の伝統的な取り組みを見ることができる文化施設への訪問や文化交流体験、市長への挨拶、現地テレビ番組の記者会見、贈り物交換等の取り組みもありました。
つまり、この国際フェスティバルの大きな目的は、ここに参加した国々の文化交流なのです。それぞれの国の文化的なアプローチを観たり体験することで、お互いの国の文化を理解し合うことなのです。
この国際フェスティバルでは、各国の参加日程の最終日にステージで記念レセプションも行われ、そこで記念品の交換も行われます。
私は日本の記念品として小さな和太鼓や扇子、手拭い、我々の映像資料と、本拠地である埼玉県を代表して埼玉県のパンフレットもお渡ししました。
これからも毎年のように『スーパー太鼓ジュニア』は様々な国々の国際フェスティバルに参加していく予定ですが、日本の代表として、同時に埼玉県の代表として、しっかりと活動を続け、更に高い評価を受けられるように精進していきたいと思っています。
2019年10月17日に埼玉県が姉妹提携である、オーストラリアのクイーンズランド州に提携の35周年を記念したレセプションが、同州の州議会議事堂にて開催されました。
これは今後の両県州の交流促進を図るのが趣旨であり、埼玉県としては知事訪問団に県議会親善訪問団、県議会日豪友好議員連盟訪問団、大学・企業関係者、県民友好親善訪問団の方々など、総勢約80名が参加されましたが、そこに私も同席し、交流のひとつとして和太鼓演奏をさせて頂きました。
実際にこの演奏のお話しを頂いた時に本当に嬉しく、また同時に深いご縁を感じました。
と言うのも、私はこれまで34ヶ国で演奏活動や指導、楽曲提供等の仕事を行って来ましたが、そんな国々の中でも特にオーストラリアは何かと活動をしている国であり、ケアンズやブリスベン、ゴールドコースト、メルボルン、シドニーに拠点を置いている太鼓チームとは交流も多々あり、彼らの公演にゲストとして招いて頂いたり、ワークショップを開催し指導者として招いて頂いたり、私がプロデュースしているプロジェクトにも若い2人のメンバーがケアンズから参加していたりと、深いお付き合いがある中、今回の埼玉県としての公式訪問ですので、やはり、オーストラリア、そしてクイーンズランド州とは良いご縁があると思った訳です。
だからこそ、このお話しを頂いた時は喜んでお引き受けさせて頂きました。
この訪問では埼玉県・大野元裕知事は公用の為に出席はできない状況のようでしたが、代理の方とクイーンズランド州のアナスタシア・パラシェ首相が見守る中、私ひとりのソロ演奏でした。
もちろん、両県州の方々も注目していますし、取材陣の方々も多く来られていますし、緊張もしていましたが、それよりも私に とって大変光栄な機会でしたので、しっかり聴いて観て頂こうと思い、いつも以上にかなり集中して演奏したことを覚えています。
演奏後は多くの拍手とともに皆さんに喜んで頂き、関係者の皆さまからも大変嬉しい評価を頂きましたので、演奏家冥利に尽きる大変忘れがたいものとなりました。
また、このレセプションでは、オーストラリアを代表して、ブリスベンに拠点を置く『和太鼓 翔(Wadaiko SHO)』と称する和太鼓チームも出演していましたが、実際、このチームも私が以前に指導したことがあるチームでしたので、これも嬉しい再会でした。
他にも埼玉グローバル賞の世界への挑戦部門に於いて一緒に受賞させて頂き、個人的に大好きなクラフトビールである「コエドビール」の社長である朝霧さんとも会場でお会いし、嬉しい再会となりました。
この公式訪問の後には久々にブリスベンとゴールドコーストの太鼓関係者ともお会いしたりして、楽しくも思い出深いツアーとなりましたし、私をこの様な公式訪問の機会にお呼びくださり、心から感謝いたします。本当にありがとうございました。
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