With You さいたま > センターの概要 > 利用者懇談会 > 平成28年度第2回利用者懇談会開催結果概要
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掲載日:2017年6月19日
平成29年3月2日(木曜日) 10時から11時30分
埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま)
事務局
(1)及び(2)について一括説明
【質疑・意見】
委員:With Youさいたまフェスティバルが2日間から3日間に変わったが参加団体からの声はどうか。
事務局:2、3団体から少し長いという話はあったが、おおむね良かったと聞いている。
委員:来場者の数はどうか。
事務局:2,154人で昨年(2,102人)より若干増えている。
委員:講座の出席証明書を発行する予定はあるか。
事務局:当センターでは直接、就職支援の講座を行っているわけではないので、発行の予定はない。
委員:相談事業の件数が増加したとのことだが、インターネット相談が13件は少ないと思った。ホームページを見ても、どこからインターネット相談に入るのかわからない。
事務局:インターネット相談と言っているが、県の電子申請での相談のことである。SNSやラインなどはセキュリティの関係で受けていない。インターネット上は相談室の相談室利用案内というところに電子申請の入口を設けている。
委員:電子申請のシステムから相談すると、返事はメールに届くのか。
事務局:こちらからの返事はメールで行う。電子申請で受けてはいるが、電話での相談をお願いしますとメールで返すことが多い。細かく話を聴かないと文字だけではうまく理解できないところもあるので、電話での相談をお願いしている。
委員:With Youさいたまとしては、出来れば電話にしてほしいのか。
事務局:電話の方が声のトーンでも容態がわかるので、詳しい内容がわかる。
委員:With Youさいたまフェスティバルは、今後も3日間でやっていくということでよろしいか。
事務局:この後、実行委員会があるので、皆さんのご意見を頂いて決めていく。
委員:小児医療センターとの共催事業はテーマが病気や癌であるが、それを男女共同参画の視点から学ぶということで、この立地を生かした良いことだと思う。どのように男女共同参画の視点を取り入れているのか興味がある。さいたま赤十字病院との共催もあっていいと思う。
事務局:さいたま赤十字病院とは大人の女性の健康ということで、やる方向で検討している。センターとしては男女共同参画の視点を入れていただきたいという思いはあるが、講師の方に十分に伝わっているかというとなかなか難しい点がある。少しずつ考えていただけるよう情報提供していきたい。
委員:保健医療の分野は、健康と関連してジェンダーの問題はとても多い。市民向け講座だけでなく医療職向けについても、少し考えていただきたい。
委員:With Youさいたまの取り組みは、ジェンダーだけでなく多様性に対してチャレンジしているが、このライブ感が他の市町村に住んでいる市民にはなかなか伝わらない。市町村職員研修や出前セミナーとあるが、職員や予算ありきではなく、どの街にいてもこのパッケージングの講座が受けられるというような、ここの先進性と地域をつなぐ工夫がもう少しできればよい。
事務局:県内市町村の地域差を埋めるため、出前セミナーや市町村対象の地域研修を行っている。年間を通してセンターで行っている研修については、課題別研修という位置づけで、ほぼすべての市町村職員に参加していただいている。まず、市町村職員に講座を聴いていただき、持ち帰っていただきたいと思っている。県内全域にはなかなか情報が伝わらないと思うので、インターネット等で発信していくなどパッケージ的なものを考える必要があるかもしれない。多くの市町村で使っていただいているパネルの作成にも力を入れていきたい。
委員:補足すると、男女共同参画という大きなテーマの中には障害やいろいろなものが入っているが、行政は、障害、子どもと担当が分かれている。ここに来れば、いろいろな視点で枠を取り払って話しができる、これが男女共同参画の意味と感じている。この良さが県内全域に広まると良い。
委員:情報ライブラリーのブックマークはウェブ版に移行したが、ウェブに変わったことでのアクセス件数はどうか。紙面は、2つ折りから1枚両面に変わったが、発行部数は従来どおりか。
事務局:発行部数は従来と大きく変わってはいない。3,000部発行している。
<With You さいたまフェスティバルについて>
委員:女性リーダー養成講座の発表会は、皆さんが積み上げてきた結果を上手に発表され、成果に対する講評も的確で素晴らしかった。発表を報告書にして出すなど、当日の発表内容を公表する方法は考えているか。
事務局:通常、簡単な講座報告はホームページに掲載しているが、今のところそれ以上の予定はない。今後検討の余地があると思う。参加者からは、継続して勉強会など何かやっていけないかという話も出ている。女性リーダー養成講座で出会ってグループを作られた方々が、今後も集まって発信していく場をサポートしたい。
委員:市議会議員は、それぞれの市町村で発表する機会はあったのか。。
事務局:把握している範囲では、ない。今回、県内の議会事務局あてに御案内をお送りしたので女性議員の参加者が多かった。センターとしてもできるだけフォローしながら、今後も連携していきたい。
委員:男女課の政策提言講座の発表会とこの女性リーダー養成講座の発表会が同じフェスティバルの中で開催というのはどうか。政策提言講座は一般の方を対象にしているので、フェスティバルでの発表は非常に大きな区切りになっていると思うが、議員が大勢参加されているような発表会は、独自に設けられてもいいと思う。
事務局:頂いたご意見を踏まえて、今後どういう形にするか男女共同参画課と相談しながら決めていきたい。
委員:サポートスタッフの「大人の放課後くらぶ」で、県内で男女共同参画に関する活動をしている団体との情報交流会を行った。時間が短く皆さんの発表だけで終わってしまったため、もう少し意見交換ができればよかった。初めての企画で勉強になった。来年度の活動に生かしていきたい。
委員:フェスティバルの各団体の発表内容は次号の広報紙に載るのか。
事務局:フェスティバルでの個々の団体の活動結果を広報紙に掲載する予定はない。ホームページでは、フェスティバルの簡単な報告書を掲載する。
委員:もう少し全体像がわかる報告があると嬉しい。
<その他について>
委員:フリースペースは登録団体に加盟していないと事前に予約できないのか。
事務局:必ずしも登録団体でなくても事前にご相談いただければ可能。自由にお使いいただくのが原則なので、利用者が多い時などは難しいこともある。
委員:子育て支援団体のボランティアに行って、若いおかあさん方が子育てに自信がなく非常に悩んでいるように感じた。子育て中の若いおかあさんたちに対して、男女共同参画が届くような何かを取り組んでいただければと思う。
委員:制度上、妊婦は一番守られているが、出産後は、おかあさん本体は守られず、赤ちゃんを育てるというところに集中して予算が使われる。産後うつが問題視されるようになって、やっとおかあさんに目が向くようになってきた。妊娠中から途切れない支援をしようということで、各市町村に包括支援センターを作ることが進められている。医療者の中にはおかあさんしっかりしなさいとばかり言う人もいる。支援する側の立ち位置や考え方も親を苦しめている。意識改革も必要。
委員:母子手帳発行の辺りから小児科の範疇ぐらいまでが対象となる「子育て世代包括支援センター」が始まる。「おかあさんしっかりしなさい」はまさしくジェンダーの意識の問題。
委員:小さい頃から男女共同参画の意識を育てないといけないと思うが、小学校や幼稚園、保育園の先生自体がそういう視点で接していないと子どもの意識は育たない。LGBTの関係など学校の先生が一番知っていなければならない立場であると思う。センターで教員を対象とした講座をやっていただけないか。
事務局:教育局の人権教育課が男女平等教育研修会を、毎年、行っている。一般の教員向け研修と養護学校や高校の校長向けの研修も行っている。LGBTに関しては、県の人権推進課が教職員向けの研修を実施することになっている。県全体で見たとき、With You さいたまはどこを対象として実施していけばよいか、相談させていただきながら考えていく。
委員:LGBTの若者がふらっと来て仲間と出会えるような場面を作りたいと思い、ここのセミナー室をお借りできればいいなと常々思っていた。どういう手順で相談すればいいのか。
事務局:構想があるのであれば言っていただきたい。定期利用がどれくらい可能かという調整が大変かもしれないが、まずはトライアルで大学生中心にやっていたく等のお話があれば、場所の提供について検討させていただく。
委員:朝日新聞が3月8日の国際女性デーに合わせてディアガールズというキャンペーンを始めた。SNSを使っていろいろな方が寄稿し、女性の人権に関する記事が毎日積み上がっている。男女共同参画に関わる生き様がたくさん載っていて、とても勉強になる。ツイッターで、記事に対しての辛らつな意見募集などがあり、それがリアルなんだと思って見ている。
委員:何度もこの場でSNSの話は出るが、行政は攻撃を受けた時の責任問題や更新は誰がいつ担当するのかなどの問題が浮上し、その話は点いては消える。権威のあるところが発信したら聞くがそうでなければ無視していいという情報社会ではなくなった。だからこそ、人権や多様性に対しての需要が出てきている。埼玉県も一歩踏み出されることを強くお勧めしたい。
委員:現在、センターで看護大学生の実習をしている大学が集まって交流する機会を設けていただきたい。
委員:今、学校内で学生が抱えている問題は、看護やLGBTなどいろいろあると思うが、保育でも、男性が幼女のおむつを取り替えるのはどうなのかということを悩んでいる学生たちがいる。講師を招いてでもいいし、学生に伝える立場としても、何か機会があればと思う。
事務局:母性看護学実習では、既に6校の大学が来ているが、来年、2校増える。センターとしても交流の機会の可能性を探りたいので、時期等、相談させていただきたい。
目白大学では、男女共同参画推進センターを使った母性看護学実習についての研究紀要を発行した。男女センターの新しい利用法として他の地域に発信していければよいと思う。
委員:来年度の事業の中で東京家政大学との共催講座年4回とあるが、どんな講座を考えているのか。
事務局:来年度後半、12月から1月にかけて予定しており、内容はまだ調整中である。男女共同参画との近接領域で、子供食堂など地域で新たにいろいろな活動が生まれているので、そういう実践者に来ていただき、地域での実践を進めるにあたっての男女共同参画の視点ということを話していただく予定。
委員:ここ数年、外部の団体との共催や連携に取り組まれている。せっかくなのでいろいろな視点を取り入れ、より使われるものになっていくようにしていただきたい。
事務局:本日の意見は今後のセンター運営の参考にさせていただきたい。
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