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掲載日:2024年12月26日

女性活躍推進の先にあるもの ~多様性を尊重し活躍出来る働き方~

ちょうど一年前、埼玉県女性の『働く』を応援するワンストップサイト」のインタビュー・コラムに、仕事やライフイベントを通した経験を「両立」というテーマのもと掲載頂きました。お陰様でたくさんの反響を頂き、自分自身のキャリアを振り返る良い機会になりました。今回のコラムでは、「両立」の先にある「管理職(リーダー)を目指す」ということについて書かせて頂きます。

 

女性の管理職(リーダー)というと、男性顔負けでメンバーをぐいぐい引っ張っていくカッコ良いイメージがあると思います。少なくとも私自身はそう思っていました。私は四年前から課長職に就いていますが、描いていたリーダー像には程遠いイメージです。何故自分が課長なのか?と悶々とした気持ちになることも多く、管理職になった当初は自身のマネジメント力の低さに悩むことがありました。しかし、周りの管理職の方々と話をしてみると、リーダーとしての在り方や成果を求めて悩むことは真剣であれば当然のことであり、そこに性別や年齢等は関係ないと思えるようになりました。

 

私が勤務するポラスグループは住まいに関わるあらゆるサービスを提供している会社です。お客様には性別・年齢・国籍などを問わず幅広い層の方々がいらっしゃいますので、私たちも多様な視点や考え方を以てお客様一人ひとりに合った商品・サービスをお届けすることが重要になります。そう考えると、管理職(リーダー)も男女関係なく、その人らしい様々なスタイルがあっても良く、むしろその違いは個性であり強みにもなるのではないかと思います。

 

もともと私は仕事をする上で性別に対するこだわりは一切持っておらず、様々な違いは個性(強み)として捉えています。ここまで書いたように、個々それぞれに「良さ・強み」を持っているので、性別に関係なく自分らしく働き、その先に「管理職(リーダー)」という機会があれば、そのチャンスはしっかり掴むべきだと思います。

 

しかし女性が活躍する難しさは結婚、妊活、出産、育児など、特有のライフイベントによるキャリアの中断にあるといえます。キャリアの中断時期の過ごし方は、各々の状況に合わせて行政支援やワークライフバランスを推進している会社の制度など複数の選択肢があると思います。私自身も使わせてもらえる会社の制度や施策は最大限に利用させて頂き、また上司や同僚にも助けて頂きながら乗り越えてきました。

 

必ずしも全員が管理職(リーダー)になる必要はないと思いますが、もし望むのであれば女性も管理職(リーダー)を目指していける環境は整ってきており、それほど特別なことではなくなってきていると思います。また女性としての視点や考え方は、個性として強みになることも知って欲しいです。自分らしく働いた先にある管理職(リーダー)という役割は、実現できることが増えるため達成感・満足感はとても大きく楽しいものです。これからキャリアを積む多くの方に、チャンスがあればそのような経験を一度は挑戦してみて頂きたいです。

 

最後になりますが、キャリアが中断する理由は、出産・育児だけではなく「介護」「療養」などもそれにあたります。様々な理由によるキャリアの中断を前提にした女性活躍推進に対する考え方や取り組みは、男女問わず「多様性を尊重し活躍できる働き方」を実現することにも繋がると思います。両立、そして、女性活躍の考え方や働き方を通し多様性の尊重と活躍を目指していきたいです。

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