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ページ番号:24759

掲載日:2023年10月3日

彩の国21世紀郷土かるた競技必携

競技必携(平成31年3月改訂)

平成31年3月改訂表紙(PDF:383KB)競技必携(PDF:271KB)

1 競技を始める前に

この「彩の国21世紀郷土かるた」大会(以下、「かるた大会」と称する)は、勝負にこだわることなく、郷土埼玉が育てた人物や美しい自然・文化や産業等を心にえがきながら、ルールを守って、礼儀正しく、仲よく学ぶように指導することが大切である。

2 競技の仕方

(1)競技の種類

この「かるた大会」は、次のような種目で競技が行われる。(いずれも男女は問わない。)

団体競技 4人1組でチームを編成する。

  • 競技は、3人1組で対戦する。
  • 交代は、原則として試合中はできない。ただし、試合途中において出場選手が健康上試合続行不可能と担当審判員が判断したときは、交代することができる。

個人競技 1人対1人で対戦する。

  • 個人競技の場合は、交代要員が認められていないので、試合途中で試合続行不可能と担当審判員が判断したときは、棄権として処理され、相手の選手に勝ちを与える。

(2)競技に必要な係

進行係

進行係は、「かるた大会」の運営をよく把握して、進行を敏速にするよう努める。
人員の配置は、主になる者1人と副として4人必要である。

読み手

読み手は、競技進行に最も重要な役割であり、はっきりとした言葉と声で読み上げなければ、競技中のトラブルを招く恐れがある。

審判員

審判員は、各対戦試合に1人配置し、担当競技の判定を責任をもって処理し、試合終了後、その結果を記録表に記入し、記録係に提出する。

また、競技上の問題点やトラブルが発生したとき、その他試合の進行を妨げるような問題が発生したときには、旗を上げ、「タイム」と言って試合をストップさせ、進行係に知らせる。なお、審判員は、試合を公平に判定し、自信をもって判断をくだすように努める。

記録係

記録係は、審判員から受け取った記録の確認をし、試合の結果を敏速に把握して、正しく記録する。また、競技の円滑な進行に配慮して、大会関係者・選手に不信感を持たせないようにする。

※以上の係の他に、大会運営上の係分担は、大会の状況により増減があっても支障はない。

3 競技会場の準備

競技会場は、できるだけゆとりを持って設定する。

団体競技の場合(図1)

3人が向かい合って一列に並ぶ。この陣の幅は1.5メートル以内で、3人が適当な間をおいてラインの手前に、膝を20cm程度開いて座る。相手チームとの間は、膝頭から81cmの幅をとる。前傾姿勢は45度以上傾けてはいけない。手を膝の上に置くのはいいが、膝の上に肘を置いてはいけない。コートの真ん中に3cmの中央線を引いて、それを挟んでかるたを並べる。

準備

個人競技の場合(図2)

1人で向かい合って座り、陣の幅は70cm以内とする。

相手チームとの間は、膝頭から1m1cmの幅とし、コートの真ん中に3cmの中央線を引く。

準備

4 競技の進行方法

(1)試合を始める前に

対戦チームを所定の位置に靴を脱いで座らせ、進行係の合図で、お互いに礼をさせる。

(2)取り札の並べ方

  • ア 進行係の合図で、担当審判員は取り札を中央に置く。(図3)
    並べ方
  • イ 団体戦は真ん中の人、個人戦はお互いに進行係の合図で「ジャンケン」をさせる。
  • ウ 「ジャンケン」に勝った人が真ん中に23枚ずつに分けて、少し離して置く。(図4)
    並べ方
  • エ 「ジャンケン」に負けた人は、真ん中に置いてある取り札のどちらでもすきな方を取り、残った方の札を勝った方の人が後から取る。
  • オ 進行係の合図で、真ん中の人が自分の陣内の審判側上段より速やかに並べる。他の2人は、記憶の体勢に入る。(団体は2段、個人は3段)

札と札との間隔は、左右・上下とも1cm程度離す。相手チームとの間隔は3cm程度離す。(図5、6)

並べ方

(3)試合方法

  • ア 主進行係の合図で「取り札」を並べる。記憶時間は、並べ初めから5分以内とする。
  • イ 読み札は必ず2回繰り返し読む。「やく札」は、最後に2枚には残さない。
  • ウ 読み手は、始めに「から札」として『ま』札(まが玉は 過去と未来の 首かざり)を2回読む。これが予告となり、次に読まれる札から取りはじめる。試合が途中で停止し、再開するとき、読み手は「続けます」とことわってから次の札を読む。
  • エ 取り札が最後の2枚になったとき、どちらの札が残っても、中央に横30cm程度離して並べる。ただし、団体戦の場合は、3人の中、真ん中の1人が残って、2人は後に下がり、2枚の札を争う。このとき、読み手は、試合開始のときと同じく「から札」を2回読み、それが予告となり、次に読まれる札が取り札となる。
  • オ 最後の2枚のうち、1枚を取った方が、残りの札を取る。ただし、最後の2枚でお手つきをしたときは、2枚は相手の札になり、更にお手つきとして手持ちの1枚を渡す。最後の2枚のときは、「お手つき」してすぐに取り直しをすることはできない。また、同時「お手つき」のときは、審判預かりとする。
  • カ 札を取るときは、押さえても、はじいても、押しても、引いてもよいが、故意にはじいたり飛ばしてはいけない。読まれた札以外の札に手が触れたときは、「おてつき」となる。ただし、「から札」を読んだときに札に触っても「お手つき」とはしない。
  • キ 取り札に早く手が触れた方が勝ちとして札を取ることができる。

(4)採点のとり方

ア 取り札は、1枚を1点として数える。ただし、団体戦の場合には、次のような「やく札」がある。

シンボル札

さ:サクラソウ かれんに優しく 県の花

せ:清流に 生き長らえよ ムサシトミヨ

ん:シンボルは さいたまアリーナ 新都心

3人札

い:いざ出陣 太平めざし 直実公

う:宇宙まで 夢をとどけた 若田光一

を:女医一号 未来を開いた 荻野吟子

イ 「やく札」3枚がそろったときには、10点を加点する。ただし、3枚そろわない場合には、普通の札と同じで1枚1点として数える。

ウ 団体戦・個人戦とも、同点の場合には、『ま』の札を持っている方のチームが勝ちとなる。

エ 得点の数え方は、試合終了後、取った札の枚数を確認し、記録表に記入する。次に『ま』札や「やく札」があるか確認し、記録表に記入する。この総合得点を計算する。

(例)

団体戦の場合、Aチームが取り札を21枚取ったとする。そのなかに「やく札」のシンボル札3枚がそろっていた場合、その得点は、21点+10点=31点となる。

相手のBチームは、46枚-21枚=25枚となり、「やく札」がなければ得点は25点だけなので、この試合はAチームの勝ちとなる。

オ 相手チームが棄権のときは23点対23点とし、『ま』札勝ちとする。

5 審判員の役割

審判員の心得

審判は、常に公平に判断をくだすように心がける。万一、判断に苦しんだ場合には、速やかに赤旗を上げ、進行係と密に連絡をし、試合の進行を考慮しつつ敏速に問題の解決にあたる。

試合上の注意事項

  • ア 団体戦の出場選手の構成は、常に男女混合でなければならない。
  • イ 試合中、始めに並べた札の位置を変えてはいけない。
  • ウ 試合中に取り札が動いた場合、すみやかにもとの位置に戻す。
  • エ 札を取るときは、両手を使ったり、札にかぶさったりしてはいけない。
  • オ 札が読まれるまでは、手を膝の上から離してはいけない。また、ラインより膝と肘を出してはならない。
  • カ 選手の誰かが、読まれた札以外の札に手を触れたら「お手つき」となる。「お手つき」をしたチームは、自分たちが取った札の中から1枚を相手チームに渡す。ただし、両方のチームが同時に「お手つき」をしたとき、または、取り札のないときは、渡す必要はない。
  • キ 味方チームの2~3人が同時に「お手つき」をしても、相手チームに渡す札は1枚だけでよい。
  • ク 取り札に両チームの人の手が重なったときは、重なった手の下の手のものが取れる。
  • ケ 取り札に両チームの人の手が同時に触れた場合は、自分の陣内のものが札を取れる。ただし、団体戦のときに、その札が「やく札」の場合は、審判員が預かる。
  • コ 予選ブロックの代表選出は、(1)勝ち数、(2)得点数、(3)対戦時の勝者の順とし、それでも決まらないときは抽選とする。(団体戦の場合は、代表3人で抽選し2勝で勝ちとする。)
  • サ 試合開始前に、各選手がゼッケンを背中に着用していることを確認する。

6 記録カード

 記録カード(団体戦・個人戦)(PDF:102KB)

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 職員会館5階

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