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掲載日:2024年5月17日

令和6年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(小川直志議員)

安心・安全な暮らしについて-巡回連絡カードの活用について-

Q 小川直志 議員(自民)

自然災害や事件・事故が起きた際の迅速な救助や被害状況の把握が課題となる中、重要性を増しているのが警察の巡回連絡カードと呼ばれるものです。このカードは、大きな災害や事件など非常時の際に御家族等への連絡などに役立てているもので、警察官が地域の住宅を1軒ずつ回り、任意で世帯主や家族の名前、勤務先、学校名、非常時の連絡先を記入いただき、回収しております。
しかし、近年は共働きで日中不在の家庭が多く、また、警察官を装った詐欺事件の増加等により住民の警戒感が強まり、巡回連絡カードの回収が伸び悩んでいるようです。このような状況では、転入・転出が多い地域や人口が増加している地域、外国籍の住民が多い地域では、住民の情報が把握できていないのではないでしょうか。
さらに、マンション、アパートなどで契約書上の借主と実際の住民が異なるケースがある現状では、災害発生時に住民の安全を図ることは困難であります。
そこで、お伺いいたします。個人情報の管理を徹底した上で巡回連絡カードの意義を住民に丁寧に説明し、平常時はもちろん、有事の際の巡回連絡カードの活用に向けた回収率向上に取り組むべきであると考えますが、警察本部長の御所見をお伺いいたします。

A 鈴木基之 警察本部長

巡回連絡カードにつきましては、議員お話しのとおり、災害発生時における安否確認、事件・事故に遭遇された場合の連絡や、県民の皆様の要望等を警察活動に反映させるために重要なものであると認識しております。
また、巡回連絡に係る現状の課題としましては、生活様式の変化による日中不在家庭の増加、オートロック化等による集合住宅のセキュリティー対策の向上により、面談自体が困難化しているほか、個人情報に対する意識の高まりにより、巡回連絡カードの作成に同意をいただけない世帯もあると把握しております。
県警察といたしましては、引き続き、各種警察活動を通じて新たな世帯の把握に努めるとともに、訪問日時の調整を行うためのポスティングや集合住宅の管理者対策等により、効率的な巡回連絡を推進するほか、丁寧な説明により巡回連絡カードの作成に御協力をいただけるよう、努めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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