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掲載日:2023年7月14日
Q 日下部伸三 議員(自民)
私は中学校の少年野球で2つのリーグのチームで役職に就いているんですけれども、1つのリーグのチームは、レギュラーになりたければ練習してうまくなれという方針でですね、2013年に浦和学院が甲子園の選抜大会で優勝したチームにレギュラーを3人も輩出しております。もう1つのリーグのチームは、下手でも全員を試合に出すという方針でですね、高校野球のレギュラーとして甲子園に出た子はおりません。
現在の状況はどうかといいますと、レギュラーになりたければ練習をしてうまくなれという方には子供たちは集まらず、1学年で9人そろいません。全員を試合に出すという方は、1学年に40人以上集まります。
御父兄からは「同じ会費を払っているのに、何でうちの子は試合に出れないのか」という御意見を頂くわけですが、野球やサッカー、バスケットボールなど定数が決まっているこういうスポーツでレギュラーに選ばれることと、先ほどのリレー選手の選抜に選ばれることには共通した問題があると思います。
学校の部活動もスポーツを通じた教育の一環として行われていると思いますが、このスポーツのレギュラーに選ばれること、これに対する教育長の見解を伺います。
A 日吉亨 教育長
学校の運動部活動は、スポーツを通じて体力の向上や責任感、連帯感の涵養等、学校教育が目指す資質・能力の育成に資するものであり、生徒の心身の健全な育成にとって、重要な教育活動でございます。
各学校では、一人一人の生徒の意欲や能力に応じたねらいや、集団としての目標などを踏まえた活動方針を定め、教育活動の一環として部活動を実施しております。
議員お話しの、部活動におけるレギュラー選抜につきましては、教育的な視点による明確なねらいがあること、すべての生徒に適切な配慮が行き届いていることが不可欠でございます。
その上で、部活動におけるレギュラー選抜は、教員による適切な指導の下、選ばれた生徒にとっても、選ばれなかった生徒にとっても、自身の成長につながる、教育的意義のあるものとなることが重要であると考えております。
再Q 日下部伸三 議員(自民)
もう一度確認させていただいていいですか。この部活動で、スポーツでですね、レギュラーに選ばれる、これも差別でないという理解でよろしいでしょうか。
再A 日吉亨 教育長
先程も申し上げたとおり、教育的配慮に基づいた、明確なねらいがあること、全ての生徒に適切な配慮が行き届いた上で行われる選抜は、差別ではないと考えております。
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