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掲載日:2023年7月14日
Q 権守幸男 議員(公明)
ライトアップ表示板は横断歩道標識の下に設置され、搭載したセンサーが歩行者を感知すると、「横断あり」の文字が点灯するものです。
県警察本部では、信号機のない横断歩道の安全対策として令和4年度に県内10か所に設置し、このうち3か所で歩行者が横断を待っているとき車両が停止するかどうかを調査しました。この調査によれば、設置前後の車両の停止率は3か所平均で9.5%向上したというのです。車両停止に大変有効であるライトアップ表示板を信号機のない横断歩道に積極的に設置するべきと考えます。
警察本部からは今年度内に更に5か所で設置を検討していると聞いていますが、今後の設置方針について、警察本部長の見解を伺います。
A 鈴木基之 警察本部長
ライトアップ表示板については、令和2年中における交通事故死者数121人のうち、45人が歩行中であったという状況等を踏まえ、信号機のない横断歩道における新たな安全対策として、令和3年度より検討を進めてまいりました。
標識に設置したセンサーで歩行者を感知し、ライト点灯や文字表示で車両運転者に横断歩行者の存在を知らせることにより、横断歩道における車両の停止率向上が期待でき、令和4年度に設置した箇所では、最大17%向上するという効果が認められました。
他方、ライトアップ表示板の設置にあたり、歩道幅員等の道路環境的要因により、横断意思を有しない歩行者も感知するなど検討すべき点も認められたところであります。
しかしながら、信号機のない横断歩道における交通安全対策として有効であると認められることから、効果検証を行いながら継続的な整備を検討してまいります。
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