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掲載日:2023年7月14日
Q 権守幸男 議員(公明)
JAFによる信号機のない横断歩道の一時停止率調査で、7年連続全国1位を誇る長野県。その理由を調査するため、公明党議員団は2週間前の今月6月9日、一般社団法人長野県交通安全教育支援センターに伺いました。このセンターでは、「歩行者と運転者、目と目で交わす思いやり」等のスローガンを掲げ、警察退職者の男女合わせて21人の指導員が幼児、その保護者、小・中・高校生、高齢者へ交通安全教室を行っています。
「事故があると法律が改正されたり、道路が整備されたり、これはとても大事なことだけれども、歩く人は自動車や自転車に対して、ドライバーは歩行者に対して思いやりの気持ちさえあれば、交通事故は減るのではないか。それが交通安全教育の要諦ではないか」と、主任指導員の言葉に大変感銘を受けました。このセンターに伺い、思いやりの気持ちを地道に教育していることを知り、とても重要であることを改めて認識させられ、長野県の停止率が全国1位になる1つの理由を垣間見た気がしました。
県警察本部では交通安全意識の普及徹底に取り組んでおりますが、思いやり育む交通安全教室を実施することについて、警察本部長の見解を伺います。
A 鈴木基之 警察本部長
県警察では、運転者に対し、横断歩道における歩行者優先の徹底のほか、特に、高齢者を見かけた場合の徐行運転や安全間隔の確保を心がける思いやり運転の促進を重点推進事項としております。
また、先ほどお答えいたしましたイメージキャラクターSIGNちゃんを活用した交通安全教育では、横断歩行者に対し、止まった車の運転手に会釈等で感謝の気持ちを示すことを推奨しております。
このため、歩行者の横断意思に運転手が応えて停止し、その運転者の気持ちに歩行者が会釈などで返すといった、それぞれの心と心が通う、お互いのことを思いやる気持ちを持っていただくことは大変重要なことと考えております。
今後も、横断歩道の歩行者の横断に限らず、道路を利用する全ての方々に思いやりの気持ちを持った行動をとっていただけるような、交通安全教育や啓発に努めてまいります。
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