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掲載日:2022年10月19日
Q 細田善則 議員(自民)
競輪事業については、令和2年度、総務県民生活委員会及び藤井健志議員の一般質問などで様々な問題点が指摘されました。大宮と西武園の統廃合等を含めて、将来を見据えた具体的な検討を行うべきという提案で、知事は、埼玉県競輪事業検討委員会の設置を決断されました。そして、本年の3月に「県営競輪事業の現状と課題」という報告書が公表されました。しかし、この報告書、残念ながら、知事の答弁にもあった将来を見据えた検討、次のステップに進むためという検討委員会設置の意図に沿った議論がなされているか、甚だ疑問です。
報告書では、コロナの巣籠もり需要で一定の収益の回復が見られることで一安心しているような印象です。しかし、回復しているとはいえ、2、3億円ほど、ほかの公営事業と比べるとその回復率は寂しいものです。この報告書を受けて、何か大きな経営判断を下さなければという危機感が感じられません。
大宮公園グランドデザイン構想が進む中、将来を見据えた検討の必要性を知事が判断しているにもかかわらず、今の検討委員会の位置付けが一般的な競輪事業の経営について議論いただくようになってしまっているように感じます。
施設の老朽化が迫る中、検討委員会には競輪事業の次のステップ、大きな方向性について具体的に検討していただくことが望ましいと考えますが、知事の御所見をお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
本県の競輪事業は大宮双輪場と西武園競輪場の2場体制で運営をしており、令和3年度は、両場で開催したレースの売上合計額が17年ぶりに400億円を超えることとなりました。
業績は今年度も引き続き堅調に推移をしており、現時点では、昨年度を超える売上げを見込んでいるところであります。
埼玉県競輪事業検討委員会からは、「現状に甘えることなく、財政貢献を今後もしっかり果たせるよう、将来を見据えて検討すべき」という御提言とともに、様々な御提案を頂きました。
例えば、競輪場の活性化やイメージアップといった当面の課題に対しては、企業の福利厚生を目的とした団体客誘致、場内でのアート展示など具体的な御提案を頂きました。
また、中長期的な課題についても様々な議論をしていただきました。
このうち、本県独自の体制である2場体制を継続するかどうかについては、老朽化している大宮双輪場の廃止や建て替えを、大宮スーパー・ボールパーク構想の議論と並行して検討すべきとの観点から、両論併記の御提案を頂きました。
その他、建替えを行った場合には、照明設備など収益の伸びが期待できる設備投資や、競輪場の空きスペースを防災倉庫や災害時避難所として活用することなど併せて御提案をいただきました。
現在、検討委員会には大所高所から自由な御議論を頂いているところではございますが、引き続き、競輪事業の在り方や方向性につきましても、具体的な御意見を、議員の御提案もございましたので頂きたいと考えております。
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