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掲載日:2024年10月17日
Q 杉田茂実 議員(県民)
熊谷市には、一級河川である利根川、荒川のほか、県及び熊谷市の魚であり、きれいで冷たい湧き水の水草が豊富な場所を好むムサシトミヨが生息する元荒川を含め、県が管理する7河川があります。
近年、日本列島では、豪雨や大型台風による河川氾濫等の浸水被害が相次ぎ、令和元年の東日本台風では、県内の河川堤防が決壊する等、甚大な洪水被害が発生したことは記憶に新しいところです。洪水被害の防止策として、川幅を広げたり堤防を高くする等の抜本的な治水対策が肝要ですが、工事に費やすコストと時間は膨大であると容易に推測されます。
そこで、速やかにできる治水対策として、長年にわたり河川に堆積した土砂などの浚渫工事が功を奏すと思料いたしますが、いかがでしょうか。一昨年の質問に引き続きまして、住民の安心・安全のために、改めてお伺いいたします。
県が実施する河川の浚渫や繁茂した樹木伐採に対し、国は令和2年度から緊急浚渫推進事業を創設し、推進していると聞き及んでおります。そこで、熊谷市内の河川に対する緊急浚渫推進事業の実施予定について、県土整備部長にお伺いいたします。
A 北田健夫 県土整備部長
近年、大規模な浸水被害が相次ぐ中、速やかにできる治水対策として河道に堆積した土砂の撤去や樹木を伐採し、流下能力を確保する浚渫事業は重要と考えております。
これまで浚渫や樹木伐採事業については、事業費をいかに確保するかが課題でありました。
令和2年度から新たに地方債の充当が可能となる緊急浚渫推進事業が創設されたことから、本県としては、この事業を積極的に活用することとしています。
熊谷市内では、令和3年度から4河川で緊急浚渫推進事業に着手したところです。
すでに、和田吉野川において万吉地内の450メートル区間を、また通殿川において向谷地内の600メートル区間の樹木伐採を実施しました。
引き続き、和田吉野川において沼黒地内の膝喰橋上流100メートル区間を、和田川において楊井地内の100メートル区間を、元荒川において久下橋上流200メートル区間の土砂撤去を、順次実施してまいります。
今後も、定期的な点検により土砂の堆積状況を把握し、必要に応じて浚渫や樹木伐採を行うなど、適切な維持管理に努めてまいります。
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