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ページ番号:195613
掲載日:2024年3月21日
危機管理・大規模災害対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「大規模災害等に係る応急・防災対策及び災害支援に関する総合的対策」でありますが、今回は、「災害情報連絡体制について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「SNSはデマ情報が投稿されることも多いが、SNS災害情報分析システムの運用において、それをどのように判別するのか。また、デマ情報だと判断した場合はどのように対応するのか」との質問に対し、「SNS災害情報分析システムでは、相反する内容が投稿された場合には、デマの可能性があるとして、警告が出る機能が備わっている。しかし、それだけで完全に判別することは難しいため、緊急性が高い情報かを職員が確認した上で市町村や消防等の関係機関に情報提供し、必要な対応をとってもらっている。また、デマや間違った情報が投稿された場合には、記者発表するなど周知や注意喚起をしていく」との答弁がありました。
次に、「災害時の情報収集については、災害オペレーション支援システムがダウンした場合に備え、例えばアマチュア無線など様々なチャンネルを採用していくべきと考えるがどうか」との質問に対し、「一般社団法人日本アマチュア無線連盟埼玉県支部とは災害時応援協定を結んでおり、災害時に情報提供してもらう体制を整えている。また、SNSを活用した情報収集として、災害対応の知識や経験のある消防団員や自主防災組織の方に研修を受けていただき、『#コバトン防災』、『#埼玉防災』といったハッシュタグを付けてツイッター上に有益な災害情報を投稿してもらう取組なども行っている」との答弁がありました。
次に、本委員会の付託案件について、1年間の審査を踏まえて決定した本委員会としての意見・提言の主なものについて申し上げます。
まず、大規模災害時の応援体制について、「埼玉県・市町村人的相互応援制度の市町村への周知徹底を図ること」。
次に、消防防災力の充実強化について、「消防団員確保策については、消防団応援プロジェクトの更なる啓発を図るなどサポートを強化すること」。
次に、災害に強いまちづくりについて、「水害の起こりやすい河川については、県民の命・暮らしを守る立場から、十分な予防対策を講じること」。
次に、災害情報連絡体制について、「災害情報については、災害オペレーション支援システムにおいてライフライン事業者等からの情報や他都県のデータを収集し、県民への提供に努めること」などであります。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「大規模災害等に係る応急・防災対策及び災害支援に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。
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