トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和2年6月定例会 > 令和2年6月定例会 一般質問 > 6月19日(金曜日) > 令和2年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(木村勇夫議員)
ここから本文です。
ページ番号:179477
掲載日:2023年7月10日
Q 木村勇夫 議員(民主フォーラム)
新型コロナによる影響で今年の7月24日から8月9日まで予定されていたオリンピックが、また8月25日から9月6日まで予定されていたパラリンピックが、それぞれ来年7月23日から8月8日、8月24日から9月5日までに延期になりました。大変残念な思いであり、今後まだまだ不安定で、中止も含めてどうなるのか予想がつかない状況であります。
本県では、バスケットボール、サッカー、ゴルフ、射撃の4競技が予定されており、当然のことながら予定どおり開催されるとの前提で準備しています。政府は当初、完全な開催をするとしていましたが、先般、簡素化を検討すると発表しました。完全な開催から簡素化になることによって、本県が受ける影響もいろいろあると思いますが、現時点では基本フレームは変わらないという基本方針はあるものの、競技日程はいまだ決まらず、予選ができず選手が決まっていない競技もあり、コロナでイベントも自粛の状況にあります。そんな中で、モチベーションを維持しながら準備を進めている県職員をはじめとする関係者に敬意を表します。
今後、コロナが収まり、来年予定どおり開催できることを望んでおりますが、状況は日々変わっています。今回のオリ・パラ延期に伴う本県の対応について、以下、県民生活部長に三点伺います。
一点目、これまで準備段階でキャンプ誘致など県が中心となっていろいろな国々と関係、調整をしてきたことと思います。相手国との調整は大変重要な県の責務だと考えますが、延期によってこれまで関係してきた相手国との今後の調整については、どのような課題があり、どう取り組んでいくのか伺います。
二点目、今年3月26日から予定されていた聖火リレーは、スタートせずに今後の対応を検討することになっています。聖火リレーについては、既にコースやランナーなども決まっていますが、聖火リレーが延期になることでの課題について伺います。
最後に、ボランティア、聖火ランナーなどの意欲、モチベーションの維持をしていくことも重要だと考えますが、具体的な取組について伺います。
A 山野均 県民生活部長
本県では、15カ国が事前キャンプを実施いたしますが、その中にはイタリアやブラジルなど新型コロナウイルス感染症の影響が甚大な国もございます。
これらの国も来年のキャンプを実施したいとの意向は届けられておりますが、感染症拡大の結果、スケジュールや練習場所など具体的な調整が進まないという課題がございます。
こうした中で、イタリアのキャンプ地である所沢市では、市民の応援メッセージ動画をインターネットでイタリア国民に届けるという活動もございました。
こうした絆もよりどころとしながら、相手国の実情にも配慮し、迅速かつ丁寧に事前キャンプの実現に向けた調整を進めてまいります。
次に、聖火リレーの延期による課題でございます。
組織委員会は、聖火リレーの日数やルートの基本的な枠組みは尊重するとしていますが、詳細は明らかになっておりません。
この枠組みが維持されれば、全長約800メートルの聖火リレーの大隊列が分刻みのスケジュールで県内を移動することになります。
大規模な交通規制、警備体制の確保、沿道の皆様の御協力が不可欠となりますので、その再調整が最大の課題となります。
今後、聖火リレーに関する組織委員会からの情報収集に努め、具体的な準備を加速してまいります。
最後に、ボランティア、聖火ランナーなどのモチベーション維持についてでございます。
都市ボランティアの皆様には希望者全員に、来年の本大会で御活躍いただく予定でございます。
本番での活動をリアルにイメージできる動画研修などを行うなど、おもてなしのスキルとモチベーションを高めていただきます。
また、聖火ランナーについても、組織委員会は「既に選出された方には、優先的に走行していただくよう配慮する」としています。
聖火リレーに込めた熱い思いを、例えば県の特設ウェブサイトで発信し、また、県民にもそれを応援していただくなど、ランナーのモチベーションと県民の関心を高める取組を工夫してまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください