トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成28年9月定例会 > 9月30日(金曜日) > 横川雅也(自) > 平成28年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (横川雅也議員)

埼玉県議会 県議会トップ画像

ここから本文です。

ページ番号:75810

掲載日:2022年10月4日

平成28年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(横川雅也議員)

埼玉県産農産物、加工品のブランド力の強化について

Q 横川雅也議員(自民

埼玉県は、産出額日本一のネギ、ホウレンソウ、里芋、コマツナをはじめ、野菜や果物など全国トップクラスの農産品目が数多くあります。また同様に、主原料を100パーセント埼玉県産農産物とした埼玉県ふるさと認証食品などの加工食品も各地の農産物直売所などで目立つようになってきました。私の地元の吉見町は、県内1位、川島町は5位のイチゴの作付面積を誇り、吉見町、川島町を合わせると県全体の4分の1以上となるイチゴの名産地です。そのため、シーズンになるとイチゴ狩りに訪れる観光客で周辺地域がにぎわいます。
今月14日の埼玉新聞の一面に、熊谷市にある県農業技術研究センターがとちおとめを超す糖度の新たなイチゴを2品種開発したという記事が掲載されました。この2品種の商品名の決定なども、埼玉県をイメージする名が付けられ、生産者の協力も得ながら埼玉が全国、そして世界に発信されることを期待するところでもあります。本県の農産物が競争に勝ち続け、生産者所得の向上を図っていくためには、埼玉ブランドとして市場評価の高い高品質な農産物の生産拡大を進める必要があると考えます。
そこでお伺いします。県内各地の農産物及び埼玉県ふるさと認証食品などの加工食品のブランド力強化に向け、県はどのような支援を行っているのか。また、2019年ラグビーワールドカップや2020年東京オリンピック・パラリンピックなどの国際大会の開催を控えた今、これらの大会は埼玉ブランドを海外へ向けて広く発信する絶好の機会ともなりますが、具体的にどのようなPR策を講じるのか、以上2点を農林部長にお伺いをいたします。

A 河村 仁 農林部長

まず、県産農産物のブランド力強化に向けての支援でございます。
県では県産農産物が消費者から高い評価を得られるよう、特色ある品種の育成や知名度の向上による農産物のブランド化を進めております。
特色ある品種の育成ではこれまでに梨の「彩玉」やお米の「彩のかがやき」「彩のきずな」などの育成に取り組んでまいりました。
議員お話しのいちごの新品種についても本県を代表する品種となるよう栽培技術の開発や農家での試作を行っております。
今後、摘み取りや直売を中心に普及を図るとともに愛称についても検討してまいります。
また、県産農産物の知名度向上を図るため、量販店などでキャンペーンやホームページ、SNSを活用した情報発信を行うとともに、県産農産物の人気投票なども実施しています。
さらに、県産農産物を「知って」「買って」「食べて」いただくため、今年度新たに、テレビ番組での紹介や量販店などでの動画を使ったPRを行ってまいります。
次に、「埼玉県ふるさと認証食品」などの加工食品のブランド力強化に向けた支援についてでございます。
現在、ふるさと認証食品の基準を36品目で策定しており、いちごジャムやみそなど473商品を認証しております。
さらに、平成24年度から認証食品のブランド力を向上するため、特徴ある県産農産物を用いた加工食品を「プレミアム」として認証する制度を創設いたしました。
現在、「プレミアム」は本県が育成した酒米「さけ武蔵」を使った日本酒など178商品となっております。
優れた特徴を持つ「埼玉県ふるさと認証食品」の一層のPRに向け、ブランド力の強化につなげてまいります。
次に、ラグビーワールドカップ2019や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に際して、埼玉ブランドのPR策をどのように講ずるかについてでございます。
議員お話しのとおり、これらの国際大会は県産農産物の魅力を国内外にアピールする絶好の機会であり、いかに多くの方々に実際に県産農産物を知ってもらう機会が作れるかが重要と考えております。
例えば、オリンピック・パラリンピックへの食材提供につきましては今後、組織委員会から調達基準が示されますので、県産農産物がその基準を満たせるよう必要な支援を行ってまいります。
また、花の少ない夏でも彩豊かな花植木を数多く提供できることがアピールできれば、暑い時期の大会に本県の花植木が使われるチャンスが広がります。
そこで、今年度から生産者の協力を得て夏の熊谷スポーツ文化公園に花壇を設置するプロジェクトをはじめ、9月には関係者を招いた見学会を開催したところです。
さらに、味に定評のある狭山茶を海外からの来訪者に飲んで、知ってもらうため、外国人へのおもてなしマニュアルの作成などに取り組んでまいります。
世界の熱い注目が集まる国際大会で、世界の方々に対する県産農産物を通した「おもてなし」が実現できるよう、県産農産物やその加工食品のPRとブランド力の強化に今後とも積極的に取り組んでまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?