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掲載日:2022年1月12日
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平成28年度の評価委員会構成は、以下の3名です。
氏名 |
現職等 |
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後藤 晋 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 付属演習林教育研究センター 准教授 |
滝田 早苗 | 埼玉県山林種苗協同組合 理事長 |
設楽 幸裕 | こだま森林組合 代表理事組合長 |
※所属は、平成28年10月現在のものです。(敬称略)
平成28年10月6日に評価委員会を開催しました。評価委員会では、研究課題の担当者が、スライドや資料を使って研究成果をプレゼンテーション形式で発表しました。
<評価基準(事後評価)>
評価基準は「総合評価」と、「要素別の評価」があります。
評価基準表
評価基準 |
総合評価 |
A |
優れた研究成果で活用が大いに期待できる |
|
---|---|---|---|---|
B |
良好な研究成果で活用が期待できる |
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C |
一部の研究成果で活用が期待できる |
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D |
不十分な研究成果で活用が期待できない |
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評価の要素 |
目標達成度 |
a |
大いに認められる |
|
b |
認められる |
|||
c |
やや欠ける |
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d |
認められない |
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活用見込み |
a |
大いに認められる |
||
b |
認められる |
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c |
やや欠ける |
|||
d |
認められない |
<評価結果(事後評価)>
研究課題名 |
ナラ枯れを防ぐ武蔵野の森再生・循環利用システム技術の確立 |
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研究担当 |
森林環境担当 |
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研究期間 |
平成24~27年度 |
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研究概要 |
(1)ナラ枯れ危険度調査の結果、カシナガの捕獲はなかった。また、コナラの枯死情報に基づき所沢市で現地調査をしたが、カシナガによる枯死とは認められなかった。 (2)コナラ林伐採地の調査で、萌芽しにくいと考えられていた50年生前後の萌芽生存株率は40~63%と比較的高い値を示した。また、調査地の萌芽生存株率は林齢の増加とともに低くなる傾向があり、高齢化したコナラ林を更新するためには、萌芽を確実に育成するか、必要に応じて植栽が必要と考えられた。 (3)高齢木の原木利用評価では、コナラ・クヌギの利用可能な直材の割合は、末口径20cm以上(用材)が1割程度に止まった。シイタケ原木として利用が期待された枝部分は曲がりが大きく、シイタケ原木利用は難しいことが明らかになった。 (4)コナラ材を天然乾燥させたところ、乾燥開始後7か月で平衡状態に達することを確認した。平衡状態での含水率は11%(JAS D13)相当だった。コナラ材の強度は、家具材として利用されているミズナラを大きく上回った。コナラ材は乾燥に伴う変形が生じるため利用されないできたが、小片化して接着し大判の板材にすることで家具材としての利用を見込めることが明らかになった。 |
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研究評価 |
評価の要素 |
目標達成度:c |
活用見込み:a |
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総合評価 |
A |
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