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掲載日:2025年5月14日

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発達障害のある人のコミュニケーションについて

(監修:発達障害総合支援センター センター長 市川宏伸(児童精神科医))

   

  発達障害のある人は、人とのコミュニケーション(意思疎通)がうまく取れずに困っている場合があります。ここでは、そうしたコミュニケーションに難しさを抱える人への配慮について、ご紹介します。

  なお、ここで紹介しているのは対応の一例です。発達特性の現れ方は人それぞれですので、その人にあった配慮が必要です。

 

配慮の方法(例)

視覚的な情報を提示する

言葉だけでは、伝わりにくいことがあります。特に自閉症などの発達障害のある人は、音声などの聴覚的な情報よりも、目で見て分かる視覚的な情報の方が理解しやすいといわれています。そのため、本人が理解している言葉で伝えるとともに、写真や絵などを添えて説明することで、より理解しやすくなります。 

 

できるだけ具体的に伝える

曖昧な表現や遠回しな言い方、暗黙の了解を理解することが苦手です。ただ注意したり怒ったりするだけでは意図が伝わらないことがあります。言葉で説明するときは、やるべきこと、ルール、数量、期限などを「具体的に」「短い言葉で」「ゆっくり」伝えることで理解しやすくなります。

         

         例)×「走らない」 → 〇「歩きます」

                ×「いつまで起きてるの!」 → 〇「もう寝ましょう」

                ×「ちょっとしたら…」 → 〇「5分後に始めます」

 

事前予告をする

次の行動への切り替えや、急な予定変更が苦手な面があります。あらかじめスケジュールや変更点を伝えることで、見通しを持ちやすくなり、安心して行動できるようになります。伝える際には、絵カードやスケジュール表など、視覚的に後からでも確認しやすい方法を活用すると効果的です。

 

関連リンク

発達障害児・者のコミュニケーションへの支援に役立つ情報や、合理的配慮などについて掲載しているページをご紹介しますので、参考にしてください。

お問い合わせ

福祉部 発達障害総合支援センター  

郵便番号330-0081 さいたま市中央区新都心1-2 小児医療センター南玄関3階

ファックス:048-601-5552

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