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掲載日:2022年12月1日
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白百合女子大学人間総合学部発達心理学科
教授 医学博士・小児科医
宮本 信也 氏
金沢大学医学部を卒業後、自治医科大学付属病院、筑波大学教授、筑波大学附属聴覚特別支援学校校長、筑波大特別支援教育研究センター長、筑波大学副学長・理事・附属学校教育局教育長を歴任。2018年からは白百合女子大学人間総合学部発達心理学科学科長、副学長、現在は、同大、学長特別補佐を務める。
『愛着障害とは何か』(エンパワメント研究所、2020年)
『学習障害の子どもを支援する』(編集、日本評論社、2019年)
『ストレスと身体』(共著、日本小児心身医学会編:初学者のための小児心身医学テキスト、南光堂、2018年)
『保護司のための発達障害Q&A』(監修、日本更生保護協会、2017年)
『自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の本』(監修、主婦の友社、2015年)
思春期では、自分のことをより客観視できるようになり、自分自身のことをより考えるようになります。
また、生活のすべてを保護者に依存していながらも、気持ちの上では自立志向が高まることもいわれています。
このようなことを背景に、思春期では、イライラしがちとなったり、大人に反発しがちになったりしやすくなります。
発達障害のある子どもの思春期における「問題」も、こうした通常の思春期心性で理解できるもの(思春期課題)と二次障害的なものに分けて考えることができます。
前者は、状態を改善するという方向ではなく、発達障害特性に配慮した関わりによって時間経過で落ち着く場合がほとんどです。
今回は、発達障害のある子どもの思春期課題について解説します。
※明治安田こころの健康財団は、発達に心配のある子どもとその家族への相談、支援者向けの研修講座の開催及び研究の開催及び研究助成等を実施しています。
明治安田生命保険相互会社
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