トップページ > 県政情報・統計 > 県概要 > 組織案内 > 企画財政部 > 企画財政部の地域機関 > 秩父地域振興センター > 2020年1月18日 「外国人留学生のための秩父の酒蔵巡りの旅」 の模様
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掲載日:2024年3月15日
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令和2年1月に、「外国人留学生のための秩父の酒蔵巡りの旅」(主催:秩父地域インバウンド協議会が、1泊2日の行程で開催されました。
このツアーは3つの特徴があり、とてもユニークです!
(1) 参加者を外国人留学生に限定
(2) 秩父地域の酒蔵を中心に見学
(3) 秩父地域での就職に関する説明会を開催
ツアー1日目の様子をご紹介します。
1月18日(土曜日)、秩父市内は朝から雪が舞う寒い一日でした。
ツアー参加者は、県内や都内の専門学校でビジネスや福祉などを学ぶ中国、タイ、ベトナム、インドネシア出身の方々です。
最初の見学先は、日本酒の武甲正宗などを造る「武甲酒造(株)」(秩父市)です。
長谷川浩一社長の案内により、酒造りの様子や貯蔵設備などを見学しました。
日本酒や梅酒の試飲では、皆さん積極的に飲み比べを行い、「甘くて美味しい!」などの声が上がっていました。
続いて、日本酒の秩父錦などを造る「(株)矢尾本店・酒づくりの森」(秩父市)を訪れました。
酒蔵資料館で、創業当時の酒造りの様子や貴重な道具などを見学した後、観光物産館で日本酒の試飲や買い物を楽しみました。
夫婦で参加している中国人の男性は、「妻がお酒好きで参加をせがまれた。私は酒を飲めないので付き添い(笑)。秩父を訪れたのは初めて。」とにこやかに話してくれました。
また、インドネシア人の男性は、「県内の専門学校に通っていて、以前から秩父を観光したかった。酒はあまり飲めないが、せっかくの機会なので参加した。」と話してくれました。
この日、宿泊先のホテルで、秩父地域での就職に関する説明会が開かれました。
冒頭、秩父地域雇用対策協議会会長を務める強谷隆彦氏(秩父電子(株)社長)から、「秩父地域の中小企業は人手不足に直面している。高度専門職や特定技能制度などにより、外国人の方は以前よりも日本国内で働きやすくなっている。秩父地域の企業にぜひアプローチしていただきたい。」などの話がありました。
次に、現在、秩父地域の企業で働いている外国人の方が、自身の体験談などを語ってくれました。
秩父市内のホテルに勤務するネパール人の男性は、「秩父は母国に似て自然が豊か。」「お客様に喜んでもらえるよう、おもてなしの気持ちを持って仕事している。」など、語ってくれました。
溶接工として働くベトナム人の男性は、「日本人と話すことで日本語を学んでいる。」「周りの日本人社員がサポートしてくれる。故郷から離れていても寂しくない。」など、写真を示しながら語ってくれました。
最後に、座談会形式により質疑応答が行われました。
参加者から、「製造業で外国人女性を雇用しているか」「看護師の仕事はあるか」などの具体的な質問が寄せられ、活発なやりとりがなされました。
ツアー2日目は、イチローズモルトで有名な「ベンチャーウイスキー」や、秩父産のぶどうを使ったワイン造りを行う「兎田ワイナリー」などを見学しました。
参加者の皆さんは終始なごやかで、秩父の酒蔵観光を楽しんでいました。外国人留学生の方々が秩父地域での就職に関心を寄せていることも分かり、有意義なツアーでした。
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