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掲載日:2023年3月14日
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景観重要建造物は、地域の個性ある景観づくりの核として景観上重要な建造物を維持、保全、継承するために指定するものです。
建造物の所有者の方には、適正に管理するほか、外観の変更や修繕を行う場合に許可を受けていただく必要が生じます。
埼玉県では今までに次の7件を指定しています。
※飯能市が景観行政団体になったため、第3号、第5号、第6号、第7号は現在飯能市の指定となっています。
指定された建造物には標識が設置されます。
福岡河岸は、江戸時代後半から明治時代にかけて江戸との舟運で栄えた新河岸川の河岸場です。福岡河岸記念館は、その舟問屋である福田屋をふじみの市が記念館として改修したもので、明治時代に建築された主屋、離れ、文庫蔵は地域のランドマークとなっています。
藤橋藤三郎商店は江戸時代末期に創業した造り酒屋であり、そのレンガ造煙突は大正時代に建造されました。本煙突は景観的価値を保存するために補修工事が行われており、旧宿場町の雰囲気と調和して地域のランドマークとなっています。
旧平沼寛一郎邸は明治中期に建築された山あいの古民家です。
手入れの行き届いた落ち着いた色調の外観が、周囲の山や川などの自然と調和して良好な景観を生み出すとともに、自然と人々の生活が調和した山里の景観の核となっています。
鴻巣市産業観光館の蔵は、明治後期に段階的に増築された人形店の蔵を鴻巣市が改装したものです。
木製の建具と白壁が生活感のある柔らかさと重厚さを感じさせるとともに、中山道の宿場として、また雛人形づくりの拠点として発展してきたという、地域の歴史と文化を伝える景観の一部として親しまれ、ランドマークとなっています。
石田家は、大正初期に建てられた、洋風の要素と純和風の要素を併せ持つ擬洋風建築と呼ばれる建造物です。古民家が続く吾野宿のまち並みにあって、ハイカラな外観がアクセントとなり独特の雰囲気をつくり出しています。
大河原家は、明治時代に武家屋敷長屋門を移築して建てられており、物見格子やけやき一枚板の門扉、雲形のひさし持ち送りなどが特徴の長屋門造りの建造物です。吾野宿のまち並みの中心的存在となっています。
髙山家は、江戸時代中期に建てられた、2階軒高の低い「厨子(つし)造り」と呼ばれる民家です。吾野宿のまち並みの中でも最も古いといわれており、かつての宿場の面影を伝えています。
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