トップページ > くらし・環境 > まちづくり > 道路 > 橋 > 橋りょうの維持管理(埼玉県橋りょう保全計画) > 埼玉県橋梁長寿命化修繕計画 > 3. 埼玉県橋梁長寿命化修繕計画の策定
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掲載日:2023年1月11日
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橋長に応じて「埼玉県橋梁長寿命化修繕計画」は、以下のように分類します。
比較的規模が大きく構造が複雑であることから、修繕に要する費用・期間ともに大きくなる特性を持ちます。このため、費用の抑制及び平準化による効果も大きいことから本計画の対象とします。
構造が簡易なため、修繕に要する費用等は比較的小さくなる特性を持ちます。
15m未満の橋梁のうち5m未満が約50%、8m未満が約75%を占め、修繕等が容易な橋梁が多いことから、当面は計画の対象とせず定期点検により状態を把握し、適切に維持管理をしていきます。なお、将来的には橋梁長寿命化修繕計画に取込むことを検討します。
本県ではこれまでにも、老朽橋に対する点検や地震時の緊急点検などを行ってきましたが、予防保全型の管理手法へ転換するにあたり、損傷が大きくなる前の小さな損傷を早めに把握する必要が生じたため、以下の定期点検を実施しています。
橋長15m以上の橋梁については接近して損傷の確認を行う専門技術者による詳細点検(近接目視)を、15m未満の橋梁については県技術職員による簡易点検(遠望目視)を実施することとし、平成23年度で第1次の点検が完了しています。
点検車を用いた詳細点検
梯子を用いた詳細点検
点検は5年ごとに行うことを基本とし、継続的に行っていきます。
各部材の将来の健全度は、劣化曲線を用いて予測します。
詳細点検結果を「健全度」に置き換え、部材ごとに劣化曲線を設定します。これにより、将来の損傷具合を推定することが可能となります。
健全度 |
状態 |
---|---|
5 |
健全な状態 |
4 |
損傷が軽微で進行性が非常に低い状態 |
3 |
予防保全により長寿命化が図れる状態 |
2 |
事後保全が間に合う状態 |
1 |
大規模な修繕や更新が求められる状態 |
部材の健全度の推移(イメージ)
アセットマネジメントの考え方に基づき埼玉県橋梁長寿命化修繕計画を作成し、計画的に補修を実施します。
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