「彩のかがやき」について

「彩のかがやき」は埼玉県が育成したお米の品種です。

県内の主な量販店、小売店、JA直売所で販売しています。是非お買い求めください。

埼玉県農産物ポータルサイトSAITAMAわっしょい！では、レシピなども紹介しています。

1 生い立ち

埼玉県農林総合研究センター（現：埼玉県農業技術研究センター）で平成4年に交配を行い、平成6～7年の2年間は沖縄県で二期作（年に二度稲を栽培すること）を行って育種期間を短縮し、平成14年に誕生しました。

2 品種の特性

1.「祭り晴」を母、「彩の夢」を父とした交配種で、晩生の品種です。

 

• 「祭り晴」・・・愛知県で育成された、食味の良い品種でコシヒカリの系統です。
• 「彩の夢」・・・埼玉県で育成された、病害虫に強い品種でササニシキの系統です。

2.食味は「コシヒカリ」並、粘りは「コシヒカリ」以上、たいへんおいしいお米です。

3.稲の主要病害虫である「いもち病」、「縞葉枯病」、「ツマグロヨコバイ」などへの複数の抵抗性をもった品種です。このため、減農薬栽培が可能になりました。

3 栽培について

1. 「彩のかがやき」は、複数の病害虫に抵抗性を持っており、減農薬栽培による安全・安心な米づくりができることから、これらの特性を活かした栽培を推進します。
2. 平成16年は1,200haの作付を行い、JA直売所や生協のほか、スーパー等の量販店で販売を開始しました。
   令和5年には8,600ha(推計)の作付が行われています。

 

 ※出典：県生産振興課による推計

減農薬栽培への適応性

埼玉県は、気候に恵まれているため、通常でも農薬使用回数は少ないですが、「彩のかがやき」は、その特性から、さらに農薬使用量を減らすことができます。

「彩のかがやき」栽培指針（PDF：404KB）