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掲載日:2024年12月17日

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埼玉の水産/ホンモロコ

今が旬の「ホンモロコ」を紹介します

1  ホンモロコとは

  • 琵琶湖特産の魚(成魚15cm)で、日本産コイ科の魚の中では最も美味と言われています。
  • 関西では、高級魚として料理店で使われ、塩焼きや甘露煮、天ぷら、寿司だねに利用されています。
  • 本県では、やや小さめ(8cm程)で、唐揚げや雑魚煮に利用されています。

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2  全国に先駆けた養殖技術の開発

  • (1)県東部(利根川・江戸川流域の水田地帯)では、冬期になると河川等で漁獲されるモツゴ(クチボソ)を醤油・砂糖等で煮た「雑魚煮」を食べる習慣がありますが、河川環境の悪化や改修などで、漁獲が減少しました。
  • (2)モツゴは、一度に産む卵の数が少ないなど、効率的な養殖が難しいため、当時の水産試験場(現:水産研究所)が、モツゴに姿形や調理方法がよく似ているホンモロコの養殖技術の開発研究に取り組みました。
    平成4年、全国に先駆けて水田を利用した養殖技術を確立して普及を始め、現在、14トン(令和3年)生産されています。

3  本県の新しい特産品に成長

  • (1)1年で食用になる美味な魚であり、水田転作として行う養殖でも注目されたこともあり、県東部を中心に盛んに生産されています。
  • (2)販売は、庭先販売が大部分ですが、地域の産業祭などでの販売も好評を得ています。
  • (3)平成14年1月には、こうした技術の普及成果が高い評価を得て、全国水産試験場長会会長賞を受賞しました。

4  埼玉農産物ブランド推進品目「彩のもろこ」

(1)埼玉県では、臭みがなく、より美味しいホンモロコを消費者の皆さまに提供するため、生産基準や販売基準を設けた生産に取り組んでおり、「彩のもろこ」のブランド名を付けて出荷しています。

(2)PR/生産者のこだわり

  • 飼育水は、井戸水だけを使用。
  • 良質な配合飼料だけを使用(高タンパクで、年内に製造された飼料)。
  • 水産用医薬品を含めて、薬剤は一切使用しない。

という、飼育基準を遵守し、また、出荷にあっては、泥臭さなどを取り除くため、井戸水掛け流しによる一定期間の蓄養をするなどして美味しい高品質のホンモロコを生産しています。

(3)お問合せ

埼玉県食用魚生産組合

電話090-4719-4776 (柿沼養魚場)

(4)「彩のもろこ」が買えるところ

 

生産者

住所

電話

浦和養魚場

幸手市惣新田1888

0480-48-1350

(株)鈴木養魚場

加須市向古河2371-1

0280-62-1151

吉岡養魚場

吉川市下内川731

048-991-5939

渡辺養魚場

松伏町金杉1552

048-991-3849

正木養魚場

さいたま市岩槻区掛140

048-757-2655

海北養魚場

本庄市児玉町小平1396

0495-72-7149

柿沼養魚場

熊谷市上中条1002

090-4719-4776

掛川養魚場

熊谷市永井太田1399

048-588-4432

川島養魚場

加須市平永658

0480-61-5316

橋本養魚場 加須市新川通547 0480-72-4490
柴崎養魚場  杉戸町並塚296  090-3284-9644 

※ご購入の際には、事前に電話確認をお願いします。

「養殖をやってみたい」「養殖に興味がある」という方がいらっしゃいましたら、水産研究所まで御連絡ください。

お問い合わせ

農林部 生産振興課 花き・果樹・特産・水産担当(水産担当)

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4843

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