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掲載日:2020年6月16日
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知事
お疲れ様でございます。
本日たった今ですけれども第21回の埼玉県の新型コロナウイルス対策本部会議を開催をさせていただきました。 そこにおきます議論、決定事項等についてご報告をさせていただくとともに、今日は教育長に来ていただいておりますので教育関係のご報告もさせていただきたいと思っています。
まず5月25日に、緊急事態宣言が解除されて3週間がたちました。 この3週間の間における1日当たりの新規陽性感染者数は約1人であり、県内においては落ち着いた状況が見られております。 改めて県民の皆様、事業者の皆様、そして医療関係者を始めとする多くの関係者の皆様のご努力に対して、心より感謝を申し上げます。ありがとうございます。
さて本日は、昨日開催をされました県の専門家会議の結果を踏まえ、施設の使用停止の協力要請の解除、及び酒類提供時間制限の協力の要請の解除について議論し決定をいたしました。まずはこれまで、埼玉県として分けてきたカテゴリーのうち、接待を伴う飲食業、ライブハウスなどについて徹底した感染防止策を講じることを前提に使用停止協力要請の対象から除外をすることを決定いたしました。次に、酒類の提供時間については、これまでは午後10時までとしておりましたが、これも時間制限をなしといたします。今後一日でも早く元の生活に戻って欲しいという気持ちは強いところでありますが、その一方で、お隣の東京都では連日40人を超える陽性患者が確認しているという状況もまたございます。 このような中で解除を進めていくためには、これまでの外に出ない、人に会わないという接触機会の減少から、外出して人と会っても感染をしないという感染機会の縮減に努める仕組みを確立しなければなりません。そこで、事業者の皆様が社会的責任を果たし、そこで働く方々が安心の下にやりがいを感じていただき、またその事業所をご利用される消費者の皆様が安心して利用ができる。彩の国新しい生活様式安心宣言に、県民、そして事業者の皆様とともに取り組んで参りたいと考えています。
なお、これまでの対象外でありました、接待を伴う飲食業、ライブハウス等についても、先ほど申し上げた通り、業種別安心宣言の対象とし、そして徹底した感染防止対策をとっていただきたいと思っています。 また、すでにお知らせしておりますが、今週19日から外出自粛は県外の移動が全面的に解除となります。 また、コンサートなどのイベントにおける観客の上限が、1,000人かつ収容率50パーセントに緩和されますが、主催者の皆様には徹底した感染防止対策を実施していただくようお願いをしたいと思っています。
次に、県立学校における新型コロナウイルス感染症対策に関わる臨時休業等についてでありますけれども、県立学校については6月22日、すでにお伝えしてる通りの6月22日から全面再開が予定をされておりますが、新型コロナウイルス感染症につきましては、当分の間、感染の、あるいは再流行のリスクが存在すると考えております。 そこで県教育局として、学校において新型コロナウイルス感染症が発生した場合の考え方を改めて整理をしたということでありますので、後程、教育長より説明をさせていただきます。
最後に、県民の皆様に5点お願いをしたいことがございます。1点目ですけれども、先ほど申し上げました通り19日以降、県外への移動は全面解除でありますが、しかしながら現在でもクラスターが発生している東京の夜の繁華街への外出は、しばらくの間控えていただけますようお願いいたします。
2点目ですけれども、マスクの着用をお願いをしておりますが、その一方で、このところ連日暑い日が続いています。 熱中症にならないよう、屋外において社会的距離をとることができる場合には、適宜マスクを外していただく等、柔軟に対応していただきたいと思います。
また3点目ですけれども、昨日の専門家会議におきまして、医療関係者やそのご家族に対するいわれなき差別があったという発言がございました。例えば、コロナウイルス感染症を扱っておられる病院に勤務をされている方のご家族が、学校で差別をされる、来るなと言われる、こういったことがあったと聞いています。そのような言動は厳に慎んでいただき、差別は是非おやめをいただきたいと思います。
4点目ですけれども、感染防止対策に取り組んでいるお店が増えています。 埼玉県では埼玉県初の取り組みである、彩の国安心宣言が今、多くの店舗に広がり日本全国にも広がりつつありますが、こういった安心宣言を行っている店舗を積極的にご活用いただくなど、感染防止対策に取り組んでいるお店を利用していただくことによって、お店を利用する方、事業者の方、働く方ともども感染機会を減らすような、そんな制度を作り上げていきたいと思っています。
そして5点目ですけれども、セールやお中元の季節となりました。しかし、その一方で店舗の中では、是非、密閉、密集、密接の3つの密を避けるよう、消費者の皆様にも注意をお願いしたいと思います。愛する方やご家族を守るため、県民の皆様には引き続き、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。私から以上ですが、追加の説明を教育長より、お願いします。
教育長
教育長でございます。県立学校における新型コロナウイルス感染症に係る臨時休業等の考え方についてご説明をさせていただきます。先ほど知事からもお話がございましたように、6月1日に県立学校再開いたしまして、現在分散登校中でございます。おかげさまで、現時点で児童生徒並びに教職員から感染したという報告は受けておりません。児童生徒の感染防止に対する取り組み、並びに保護者の皆様ご協力に改めて感謝申し上げたいと思います。
それではスライドをご覧いただきたいと思います。図の上部真ん中に、プロセス1というところがございますけれども、児童生徒または教職員がPCR検査等の対象となった場合には、当該の児童生徒に対し校長が出席停止を命じることになります。学校はこの時点で情報収集を開始するとともに、併せて保健所への連絡及び連携を図ることとなります。
なお、PCR検査等の結果、当該児童生徒が陰性であった場合、保健所、学校医等の指導助言を踏まえ、経過観察を経た上で校長が登校時期を判断することになります。ここに米印の1と書いてございますが、そのことが欄外に書いてございます。感染が確認された場合にはプロセスの2、こちらになりますけれども、保健所の調査による濃厚接触者の特定と、検査結果が判明するまでの期間、学校の設置者であります教育委員会が、原則としてその学校の全部を休業といたします。休業期間は2日間程度を想定しております。その後の対応といたしましては、感染先行全部対応が必要ない場合には、学校保健安全法に基づく更なる臨時休業の措置を検討するため、濃厚接触者の有無や濃厚接触者の対応等によりプロセス3へ移行いたします。こちらでございます。具体的には、濃厚接触者がいる場合、3-1。こちらです。濃厚接触者がいない場合、真ん中の3-2であります。濃厚接触者はいないが、複数の感染者が確認された場合や、感染者の感染経路が不明な場合、3-3でございます。
なお、プロセス3-1及び3-3における臨時休業の範囲期間につきましては、情報収集の結果、あるいは保健所等からの助言及び校長の所見を踏まえ、県教育委員会が総合的に判断をいたします。プロセス4、ここでございますけれども、臨時休業の解除につきましては、感染者の感染経路が明らかになり、学校における濃厚接触者がPCR検査等の結果、全員陰性となった場合に、保健所等からの助言のもと県教育委員会が臨時休業を解除いたします。なお先ほども申し上げましたとおり児童生徒が濃厚接触者に特定され、PCR検査等で陰性となった場合であっても、保健所等からの助言を踏まえ、健康観察を経上で出席停止を解除することといたします。これは県立学校の扱いについてでございますので、市町村 立小中学校等につきましては、県立学校の対応について、市町村教育委員会に情報提供し、各市町村教育委員会において適当にご対応いただくようお願いをして参まいります。臨時休業の対応手順については以上でございます。一番大事なのは児童生徒教職員から感染者を出さないことだというふうに考えております。学校が通常の教育活動を行うことができるよう、引き続き各学校における感染防止に向けての衛生管理の徹底に努めて参まいります。
なお、先ほど知事のご発言にもありましたけれども、昨日専門家の先生からマスク着用についてのご指導をいただきました。
現在、学校の登下校時においてはマスクの着用を原則としておりますけれども、今日ような猛暑の日がこれから続いてまいりますので、熱中症にも注意する必要があると考えております。そこで、徒歩または自転車で通学する場合などには必ずしもマスクの着用は必要ないとのご指摘をいただいたところでございます。今後、詳細につきましては別途県立学校並びに市町村教育委員会に周知をさせていただきたいと思っております。私からの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
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