在宅酸素療法における火気の取扱いについて
在宅酸素療法時に使用する酸素濃縮装置、液化酸素及び酸素ボンベ(以下「酸素濃縮装置等」という)が原因と考えられる火災事故が繰り返し発生しています。
酸素濃縮装置等は正しく使用すれば安全な装置です。しかし、酸素は支燃性(燃焼を助ける性質)の強いガスであり、喫煙などによる不適切な火気の取扱いによって重篤な事故が発生する可能性があります。
- (1) 在宅酸素療法を受けている患者や家族のかたは、たばこなど火気の取扱いなどに十分注意してください。
- (2) また、高圧ガス販売事業者にあっては、在宅医療用酸素を使用する高圧ガス消費者に対して、次の事項の周知を徹底してください。
- 酸素は支燃性のガスであり、空気中で燃えるものは酸素が多いとさらに燃えやすくなるという特徴があること。
- そのため、在宅医療用の酸素を使用する場合には、以下の点に十分に注意する必要があること。
- (1) 酸素吸入中はたばこを吸わないこと。喫煙中の人にも近寄らないこと。
- (2) 酸素吸入中は火を扱わないこと(ガス調理器、ライター、ろうそく、マッチなど)。
- (3) 火気に近づく必要があるときは、必ず酸素吸入を止めること。
- その他、酸素販売事業者から配布される注意事項や、機器に付属された取扱説明書に記載されている注意事項を遵守し、在宅医療用酸素の安全な取扱いを心がけること。
なお、詳細につきましては関連リンクをご覧ください。
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