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With You さいたま > 講座・イベント > 講座終了報告 > 令和7年度 > 講演会「私たちが生きやすい社会のつくりかた-ジェンダー平等実現に向けての現在地-」

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ページ番号:271765

掲載日:2025年9月3日

講演会「私たちが生きやすい社会のつくりかた-ジェンダー平等実現に向けての現在地-」

令和7年度 女性リーダー応援講座 -あなたの行動が地域を変える!- 第1回講座を兼ねます。

日時

令和7年6月28日 (土曜日)13時30分から15時30分まで

場所 当センター セミナー室
参加者

会場 30人  動画視聴 100人

内容

講師の能條桃子さんの様子女性や若者をはじめ私たちが生きやすい社会はどうやって作っていくのか、何が必要であるのか、ジェンダー平等の視点からお話いただき、考える機会となりました。

講師の能條桃子さんが自身の経験を振り返りながら、現在の活動を紹介されました。大学生時に留学したデンマークで学んだことが現在の活動の原点で、声を上げて動けば政治を変えられるという経験から若い世代の政治参加促進する一般社団法人NO YOUTH NO JAPANを設立され、その後立候補年齢を引き下げるためのプロジェクトを立ち上げたと話されました。

地方議会が高齢男性に占められて、20代・30代でも世代内でのジェンダーギャップが存在している現状から、政治分野でのジェンダー不平等を若者の世代で解消する活動を行うためのFIFTYS PROJECTを立ち上げ、20代・30代の女性等が「政治家」になる支援を行っているとのことでした。2023年の統一地方選挙で24名の地方議員が誕生し、現在議員として活動中の若い女性議員の動画が紹介されました。次の目標は、2027年の統一地方選挙に向けての立候補支援で、現在ジェンダー平等を基礎から学ぶゼミを開催し、月1回交流しているとのことでした。
 

ジェンダーギャップ指数や経済・政治分野の現状を紹介し、状況が変わらない日本の現在地について国の政策に注目して分析されました。私たちが社会構造を認識して、男女不平等を変えていく必要があると締めくくられました。

講師:能條 桃子(のうじょう ももこ)さん

一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN 代表理事、FIFTYS PROJECT代表
1998年生まれ。若い世代の政治参加を促進するNO YOUTH NO JAPANを設立(2019年)。
Instagramで選挙や政治、社会の発信活動(現在フォロワー約11万人)をはじめ、若者が声を届け、その声が響く社会を目指して、アドボカシー活動、自治体・企業・シンクタンクとの協働などを行う。
2022年から、政治分野のジェンダーギャップ解消を目指し20代・30代の地方における政治参画を支援するムーブメントFIFTYS PROJECTを展開中。
テレビ朝日 大下容子!ワイドスクランブル、TBSラジオsession、東京MX ライブジャンクション出演あり。
TIME誌の次世代の100人 #TIME100NEXT 2022選出。

参加者の声

  • 若年者・女性にスポットを当て、議会に当事者を増やすことで社会で周辺化された人々が持つ生きづらさという社会問題を政治のテーマに押し上げられると感じた。一人では変え難く仲間をつくり周囲の人々を巻き込み、うねりにしていくことが重要だと思った。(20代・男性)
  • 講師の実体験に基づいた話で、とても興味深く楽しく聞くことができた。(30代・女性)
  • 自分の進む方向性を考えるきっかけになった。講師が小学6年生時の子ども議会が政治につながったということが印象的だった。(40代・女性)
  • 後半の制度的な話は、まさに議論していかなくてはならないことであり、勉強になった。(50代・男性)
  • 知らないでいると何でもないことが知ることで不平等であると気づく。いろいろと気づいてしまい生きづらいが、それを声に出せる能條さんは素敵だと思った。(60代・女性)
  • とても心強い学びの時間で、今できることを考えていきたいと思った。(80代・女性)