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掲載日:2024年1月9日
11月26日(木曜日)、先の大戦により、沖縄県や南方諸地域で戦没された本県関係者2万8,000余柱をまつる沖縄「埼玉の塔」の前での追悼式に田村琢実議長が出席しました。
田村議長は、県議会を代表して、全ての戦没者の冥福を祈念する追悼の言葉を捧げました。
11月26日(木曜日)13時00分~14時00分
沖縄「埼玉の塔」(沖縄県糸満市摩文仁)
本日ここに、御遺族、御来賓の皆様の御参列のもと、沖縄「埼玉の塔」追悼式が厳かに執り行われるにあたり、県議会を代表いたしまして、謹んで追悼の言葉を捧げます。
この埼玉の塔には、祖国愛に燃え、御身を顧みず戦地に赴き、ここ沖縄の地で、あるいは、故郷を遠く離れた南海の島々で、その尊い命を捧げられた、2万8,000余柱の御霊が祀られております。祖国の発展をひたすらに願い、故郷埼玉に残してきた最愛の家族を守るため、激しい戦いに身を投じ、生きて帰ることが叶わなかった方々の無念さに思いを馳せますと、万感胸に迫り、まさに痛恨の極みであります。
また、御遺族の皆様におかれましては、深い悲しみの中、亡くなられた肉親の御遺志を受け継がれ、幾多の苦難を乗り越えながら、日本の復興に力を尽くしてまいられました。これまでの御遺族の皆様の御労苦に、深甚なる敬意を表します。
今日、私たちが享受している平和や豊かさは、多くの方々の尊い犠牲の上に築かれたものであるということを、決して忘れてはなりません。終戦から75年が経ち、あの悲惨な戦争を直接体験された方も非常に少なくなりました。一方、世界を見渡しますと、残念ながら、各地で様々な紛争や事件が発生しており、争いが絶えることはありません。こうした中、私たちは、恒久平和を実現するため、過去の歴史から学んだ教訓を風化させることなく、後世へと伝えていかなければなりません。このことは、今を生きる私たちに課せられた重大な責務であります。
県議会といたしましても、戦後75年という節目の年に改めて、戦争の惨禍を二度と繰り返すことのないよう、県民の皆様と力を合わせ、平和で豊かな郷土埼玉を築いてまいりますことを、ここ摩文仁の丘において、御霊の前にお誓い申し上げます。
結びに、尊い命を捧げられた全ての英霊のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様方の心の平安と御健勝、そして祖国の繁栄と平和を念願いたしまして追悼の言葉といたします。
追悼の言葉を捧げる田村議長
埼玉の塔
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