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掲載日:2024年5月17日
Q 保谷武 議員(自民)
緑川は川口市、蕨市、戸田市を流れる荒川水系の一級河川です。この川はもともと農業用水として開発されましたが、現在は住宅密集地を縫うように流れており、農業目的では使用されていません。昭和40年代には氾濫が発生し、雨水排水能力を向上させるために河川改修に向けた都市計画が定められております。しかしながら、反対運動が起こり、平成10年から河川改修工事は休止されています。
近年、気候変動の影響で大雨が増加しており、緑川周辺では道路冠水も発生しています。公式に観測された記録ではありませんが、近隣住民によると川が僅かにあふれた、いわゆる溢水したこともあるとのことです。
住宅密集地域であるため、万が一氾濫した場合の被害は甚大なものが予想され、事業の緊急性は年々増している状況です。このため、河川改修工事の再開を求める声が高まっています。少なくとも蕨市では、緑川周辺の町会、自治会や市議会で改修再開についてのコンセンサスがあります。かつて反対運動が起こっていた戸田市でも、世代交代とともに考え方が変化し、緑川改修計画の促進に関する請願が市議会で可決されています。
周辺住民の多くが河川改修工事の再開を望んでいる状況を踏まえ、改めて再開に向けた見通しを県土整備部長にお伺いいたします。
A 金子勉 県土整備部長
緑川は、川口市、蕨市、戸田市の住宅密集地を流れ、菖蒲川に合流する延長約4.8キロメートルの一級河川です。
菖蒲川合流点から立野際橋での750メートル区間の改修が完了しておりますが、その上流区間の整備につきましては、過去に地元から事業に対する御理解が得られなかったことから、平成10年度から改修工事を休止しております。
現在は、地権者からの事業用地の買取申出があった場合には、その確保に努めているところでございます。
改修工事の再開につきましては、地権者の皆さまの御理解、御協力のほか、河川と平行している市道の付替えや、市道橋の架換えなどが伴うことから、地元の川口市、蕨市、戸田市との合意形成を図りながら、事業の再開について検討してまいります。
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