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掲載日:2023年10月20日
Q 須賀昭夫 議員(自民)
埼玉版スーパー・シティプロジェクトは、市町村のコンパクト、スマート、レジリエントの3つの要素を兼ね備えたまちづくりを県が支援するものですが、まちづくりは市町村の取組だけで完結するものではなく、民間企業をはじめとして多くの主体を巻き込む必要があります。
県は、プロジェクト推進のため、プロジェクトの趣旨に賛同する民間企業等と連携し、企業情報の提供や計画策定、実行に当たっての相談の機会を提供するなど、市町村と民間企業等とのマッチング支援を行うとしています。この民間企業等とのマッチングについては、さきの知事選挙において知事が掲げた政策集でも、「埼玉版スーパー・シティプロジェクトを拡大させると同時に、参加する応援企業等の拡充や市町村とのマッチング機会の増加を図ります」との記載があり、知事もその重要性を認識されていることが示されています。
そこで、プロジェクト推進のための民間企業等とのマッチングについてどのように取り組んでいかれるのか、知事にお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
まちづくりには高度な技術やアイデア、あるいは知見など、多くのノウハウを有する民間企業等との協働が不可欠であります。
本年4月に、県が市町村のニーズを把握するために実施したアンケートの結果においても、プロジェクトにまだエントリーしていない団体から挙がった課題として、最も回答が多かったのは、「ノウハウ不足」でありました。
そこで、県では、企業等が持つノウハウを市町村のまちづくりに生かせるよう、「市町村と民間企業等との交流会」や「ガバメントピッチ」などの取組により市町村と民間企業等とのマッチングを進めております。
7月に開催いたしました「交流会」におきましては、市町村・民間企業等から合計140人が参加をし、今後の連携・協働に向け、グループ討議の実施などにより交流を図りました。
また、市町村が地域課題を提示し、民間企業等に課題解決策の提案を求めるイベントであります「ガバメントピッチ」を8月に開催をし、2日間で合計365人に御参加をいただきました。
ガバメントピッチの開催後には、市町村側から今後の継続開催に関する期待の声も寄せられたほか、企業側も含めた全ての参加者から高い評価を頂いたところであります。
これらの取組を通じ、市町村と民間企業等との連携を加速してまいりたいと考えております。
再Q 須賀昭夫 議員(自民)
交流会やガバメントピッチを開催し、市町村と民間企業との連携の機会を設けている状況は理解いたしました。
しかし、先ほど知事の御答弁にもありましたとおり、市町村はノウハウ不足という問題があるということで、民間企業等からの課題解決の提案が出た場合に、市町村における事業化までつながるのかという課題も残されているかと思います。民間企業等からの提案を生かして市町村における事業化が進むよう、県も支援を講じるべきと考えますが、知事の御見解をお伺いいたします。
再A 大野元裕 知事
議員御指摘の民間企業からの提案を生かした事業化については、必ずしも容易ではありません。
そこで、議員御指摘のとおり、県としても、民間企業等からの課題解決への提案を生かし、事業化が進むよう支援することは重要と考えております。
8月に開催いたしましたガバメントピッチにつきましては、市町村が提示した地域課題に対する民間企業等からの提案を受け付けたところですが、今後は、民間企業等 からの提案について、県がその内容や市町村のニーズとの整合性をしっかりと精査をした上で、市町村に対しアドバイスを行うなど、両者のマッチングの支援をしてまいります。引き続き、こうした取組を通じて市町村における事業化を加速化できるよう、丁寧に伴走型で支援をしてまいります。
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