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掲載日:2023年7月14日
Q 尾花瑛仁 議員(自民)
かつて、東京一極集中の是正から始まったプロジェクトである業務核都市構想は、さいたま新都心をはじめ、みなとみらい21、幕張メッセなど、当時描かれた未来を一定の形で実現し、今日を形づくっております。当時の資料によれば、政令市合併といわゆるYOU And I構想は、完全にイコールのものではなかったわけでありますが、YOU And I推進室が設置されていた当時の構想と比較すると、上尾・伊奈エリア、つまり「And I」に当たる部分はプランの実現に乏しく、夢から大きく遠のいた現在であるとの声が大変多く聞かれます。
新都心は、住みたいまちへのランクインをはじめ、東日本の玄関口として整備が進んでおられますが、上尾・伊奈は、さいたまが重要な位置付けに至る今日までの間、新幹線の分岐によるまちの分断など、地元の多大な協力を得てきたエリアである反面、この新幹線敷設の補償の文脈もあって開通したニューシャトルについても、料金値下げの要望は、なかなか実現に至っていない状況であります。
私は、そういった意味で、上尾・伊奈に面した原市沼について、現在、調節池としての整備に取り組んでいただいているところではありますが、かつての知事と4市1町の首長がYOU And I首長会議として参加していた、そして県のYOU And I推進室が提唱していた人の賑わいを生む公園化、さらには綾瀬川断層付近ゆえの防災観点も含む水辺整備を行い、民間活力の導入可能性も含め、レイクタウンとしての再生をしていただきたいと思っております。
利根川を曲げるという後にも先にも例のない大規模治水によって、江戸と今日の首都圏のその基盤を築いた伊奈忠次、伊奈備前守の文化資産も活用し、調節池を核に人の集う場としての整備を提案しますが、県土整備部長の見解をお伺いいたします。
A 金子勉 県土整備部長
原市沼調節池につきましては、5つの池のうち、これまでに4つの池が完成しており、現在、残り1つの上の池調節池を整備しています。
既に完成している下の池調節池左岸では、伊奈町が占用し、多目的広場として活用しております。
県では、令和3年度から魅力ある水辺空間の創出を図るため、地元市町村や民間事業者等と連携し、「水辺deベンチャーチャレンジ」に取り組んでいます。
「水辺deベンチャーチャレンジ」は、河川空間の利活用を進めるため、民間事業者等が持つアイデアやノウハウを生かし、オーダーメイドの水辺空間を行う事業です。
この事業は、市町村等からの申請が必要となります。
このため、県では説明会の開催や個別相談に応じ、これまでに13の市町から申請があり、実施候補箇所に登録しております。
現在、地域ごとの特性を生かし、河川を核とした人々が賑わう水辺空間の検討や工事を進めているところでございます。
県の史跡に指定されている伊奈氏屋敷跡などを生かした水辺空間づくりに、原市沼調節池を活用できないか、地元市町と意見交換を行ってまいります。
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