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掲載日:2022年7月12日
Q 水村篤弘 議員(民主フォーラム)
先日、立憲民主党の研修会で公共施設マネジメントと行財政について、公認会計士で公共施設マネジメントに詳しい横田慎一先生の講演をお聞きしました。財政的に厳しい自治体で公共施設の統廃合に取り組んでいますが、なかなか進まない現状や統廃合による行政サービスの低下、膨大な維持管理費について、公共施設の統廃合だけではない様々な対策について学びました。
その中の一つとして、公園の有効活用についてPark―PFI(公募設置管理制度)が最近広がりつつあるとのことでした。これは2017年の都市公園法改正により導入された制度です。
Park―PFIとは、都市公園において飲食店や売店などの公園施設、公募対象公園施設の設置又は管理を行う民間事業者を公募により選定する手続のことです。そして、事業者が設置する施設から得られる収益を公園整備に還元することを条件に、事業者には都市公園法の特例措置がインセンティブとして適用されます。
我が地元の所沢市では、2020年7月に県内初となるPark―PFIによる管理運営事業が東所沢公園で始まりました。おしゃれなカフェやきれいになった園路、チームラボによる光のアート空間など魅力的な公園として多くの方に親しまれています。
以上を踏まえて質問は、県立公園では現在のところPark―PFIによる管理運営は行われていません。財政的な負担を軽減しながら持続可能な魅力的な公園を生み出す良い手法です。今後、導入を検討すべきと考えますが、御見解を伺います。
A 村田暁俊 都市整備部長
Park-PFIは、民間の資金やノウハウの活用により公園整備を行い、質の高いサービスを提供できる有効な方法でございます。
Park-PFIを活用するには、参画する民間事業者にとって公園に整備する収益施設がビジネスとして成り立つかが重要な鍵となります。
そこで、県では、令和元年に都市整備部が所管する27の公園を対象に、民間事業者9社に対しサウンディング調査を行いました。
調査結果では、幹線道路沿いなどアクセスが良く、集客力の高い公園は、民間事業者が参画できる可能性が高いとの意見をいただいております。
本県においても、積極的に民間の活力を生かし、県営公園の魅力向上につなげることが重要でございます。
熊谷スポーツ文化公園では、Park-PFIとは異なるものの、設置管理許可により、民間企業が主体となって宿泊施設やカフェを備えた「さくらオーバルフォート」が整備されました。
これにより、ラグビーの試合がない日でも園内に賑わいが生まれています。
また、令和4年3月に取りまとめた「大宮スーパー・ボールパーク構想」では、大宮公園の再整備に当たり、Park-PFIを含め、民間活力を引き出せる事業手法を活用することとしています。 引き続き、様々な官民連携の手法により質の高いサービスが提供できるよう、民間事業者との意見交換を重ねながら、県営公園の整備に取り組んでまいります。
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