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掲載日:2024年10月17日

令和3年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(武内政文議員)

旧毛呂山高校跡地の活用促進について

Q   武内政文 議員(自民)

旧毛呂山高校の跡地は、2008年3月の閉校から本格的な利活用方策が決まらないまま、今年で13年が経過しました。この問題については、平成30年6月定例会の一般質問におきまして私が質問した際、当時の小松教育長は、町と調整して売却条件の検討を進め、条件が整った段階で売却する旨の答弁をしております。それから3年がたちましたが、いまだ売却などの手続に至っておりません。年間の管理費は昨年度360万円余りかかっており、今後、管理費用が継続して必要になるとともに、建物の老朽化によりその利用価値も減少し、このままでは解体せざるを得なくなります。
今は仮の利用として坂戸西高校やスポーツ団体の利用、あるいはロボット実証フィールドとして活用されておりますが、この形をいつまで続けていくつもりなのですか。現在ある学校法人が関心を示していると聞いておりますが、町がふさわしくない法人であるとの意見を持ち、売却が進んでいないとも聞いております。
一方、「町としては現在地元で利用する予定はなく、県にイニシアチブがある」と、さきの6月町議会におきまして町長が明確に答弁をしております。こうした現状に鑑みると、町に活用方策を頼るのではなく、13年が経過した今、改めて県有財産という観点から、県の責任で新たな活用方策を検討するという方針転換が必要な時期に来ていると思います。
再度庁内で跡地の利用について調査するとともに、民間からアイデアを募るサウンディング型市場調査を実施してはいかがでしょうか。これにより、土地や既存建物を活用して展開できる事業や建物を撤去した場合の活用、アイデアなど柔軟な提案が期待できます。
そこで県は、現状についてどのような認識を持っているのか。また、いつまでに跡地利用に係る再調査等の方向性を決定し、解決に向けて取り組まれるのか。現状から一歩前進できるような前向きな答弁を期待して、教育長にお伺いします。

A 高田直芳 教育長

「現状についての認識」でございます。
議員お話しの旧毛呂山高校跡地の活用については、県庁内部での活用希望がなかったため、地元毛呂山町と協議しておりましたが、平成29年10月に、町として活用することは困難であることから、今後は県で推進してほしい旨の意向が示されました。
その後、跡地の活用意向を示した事業者がいたため、売却条件等について町に意見を求めたところ、平成30年11月に、庁内調整等のため、時間的猶予がほしい旨の回答をいただいたところです。
その後も、跡地活用について町と継続的に調整を行ってまいりましたが、町からは明確な意向が示されていないため、具体的な売却手続きに進んでおりません。
また、毛呂山高校跡地は市街化調整区域内にあるため、建物の用途が学校や社会福祉施設などに制限されるなど売却に当たっての制約もございます。
同校の閉校後13年が経過しており、跡地活用が決まらない状態が継続していることは、決して望ましいものではないと認識しております。
次に、「いつまでに跡地利用に係る再調査等の方向性を決定して解決に向けて取り組むのか」についてでございます。
県立高校の敷地は面積が大きく、まとまった土地であるため、県にとっても地域にとっても貴重な財産であります。
今後、県庁内部に向けて再調査を速やかに実施するとともに、議員御提案のサウンディング型市場調査の活用も含めて幅広く検討し、今年度中に跡地活用に係る調査の実施方法を決定してまいります。
県といたしましては、引き続き、毛呂山町と連携を密にし、旧毛呂山高校跡地の有効な活用方法について、スピード感を持って検討を進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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