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掲載日:2020年7月8日
Q 松澤 正議員(自民)
一級河川大場川の流域は、平坦な低地で市街化が進行したため、台風や集中豪雨の際には家屋の親水や道路の冠水などの浸水被害が発生しています。大場川を管理する県では、かねてから大場川の改修に取り組んでおり、下流の八潮市側から河川の改修を進めるとともに、上流側の吉川市きよみ野地内において吉川調整地を先行して整備しています。吉川調整地の中は、市が野球場やテニスコートを整備することで地域のレクリエーション施設として市民に大変親しまれております。
しかし、河川の改修については現在のところ下流の八潮、三郷市内では川幅が広がり、目に見えて良くなっていますが、吉川市内ではまだまだ改修が行われておらず、狭いままとなっております。
平成27年9月の関東東北豪雨では、隣の越谷市で甚大な浸水被害が発生しましたが、大場川の流域においても家屋や道路が浸水被害に見舞われ、地域住民の生活に支障を来しました。昨年、県西部で浸水被害を発生させた台風9号もそうでしたが、近年の台風や集中豪雨による降雨が観測記録を塗り変えるなど激甚化していることを考えると、大場川でもいつ大きな浸水被害が発生するのではと心配でなりません。大場川流域にお住まいの皆様にとって、一日も早く安心・安全に暮らせる地域にしていただくためには、吉川市内の大場川の早期改修が必要です。
そこで、現在の大場川の改修状況と今後の見通しについて、県土整備部長に伺います。
A 西成秀幸 県土整備部長
一級河川大場川は、吉川市内を起点とし、三郷市、八潮市を流れ、中川に合流する全長16.8キロメートルの河川です。
県ではこれまでに、中川合流地点から順次、上流に向けて整備を進めており、吉川市と三郷市の市境までの12.1キロメートル区間については、河川の拡幅がおおむね完了しております。
また、吉川市内においては、県の河川事業と旧住宅・都市整備公団の開発が一体となって、調節容量11万立方メートルの吉川調節池を先行的に整備し、市街化が進む上流部の浸水被害の軽減を図っております。
未改修となっている吉川市内の河川整備については、これまでに、三郷市境から上流2キロメートル区間の用地測量や護岸の設計などを実施してまいりました。
平成29年度は、川幅を広げるための用地買収に着手するとともに、大場川を横断する市道(しどう)橋(きょう)4橋の架換えに必要な地質調査を進めてまいります。
今後とも、流域の皆様が安心・安全に暮らせるよう、大場川改修事業の推進に努めてまいります。
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