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掲載日:2023年1月11日
環境科学国際センター研究課題(土壌・地下水・地盤担当/H21~H23)
低温地熱資源情報整備を目的とした地中熱利用地域特性解析
(土壌・地下水・地盤G:八戸、白石、濱元、石山/H21~H23)
再生可能エネルギーの一つである地中熱を利用する際に必要となる地下熱環境情報(例えば、地下温度、熱伝導度、比熱等)を収集・整備し、テストエリアを対象とした地中熱の地域特性を明らかにします。さらに、解析結果は既存井戸調査により検証するとともに、地中熱利用システムの設計に必要なパラメータの分布を地中熱利用適地図としてとりまとめます。
環境科学国際センター 平成24年度第2回研究審査会コメント
研究課題
低温地熱資源情報整備を目的とした地中熱利用地域特性解析
研究審査会コメント
- 有望な再生可能エネルギーの一つとして、活用が期待される地中熱エネルギーのポテンシャルのマップ化により、県民や事業者等に対して分かりやすい情報提供を図るなど、有用性や実用性の高い研究成果を発信しており、温暖化対策への貢献も認められる。
- 地震の影響により地下にのばした熱交換井の安全性が十分確保できるのかといった不安が残ることから、住民への情報提供としてはこのような部分にも気を配る必要があると思う。
- ある程度の掘削が必要になるため、実用的な技術として低コストで一般的に利用できるかどうかの見極めが必要になると考える。
- 地熱資源利用に向けたメリット、デメリットも含めた全体像の情報発信が必要であると思う。
- 現在未利用の地中熱を利用したシステムが、エネルギー問題の解決に貢献できるかどうか、を判断するために有用な結果が得られている。
- 公共施設や大規模施設では再生可能エネルギー源として有望であり、普及に役立つと思う。