河川改修事業(総合治水対策)
すでに人口密集地となった市街地を流れる河川の整備は、河道を拡げることが難しいだけではなく、河川改修のみの対策では多大な費用と長い年月を要し、都市化のスピードに追いつきません。
そこで、河川対策と流域対策の両面から水害を防ぐ、総合治水対策という考え方が生まれました。
- 河川対策
河道の整備、調節池や放水路・排水機場の建設を行い、洪水時の河川の水を安全に流下させます。
当事務所では新河岸川の河道拡幅工事を実施しています。(新河岸川河川改修事業について(PDF:238KB))
- 流域対策
流域に降った雨が短時間で河川に流出しないように、新たな開発地に調整池を整備したり、学校・公園や一般の家屋に一時的に貯留する施設を整備したりしています。
プラスワン情報
流域対策には、下記のとおり、流出抑制対策と被害軽減対策があります。
- 流出抑制対策・・・無秩序な開発の防止、残土処理に関する措置や畑作転換にあたっての指導等による保水・遊水機能の保全、開発地の貯留や浸透による流出抑制施設(調整池)の設置、河川改修状況に応じた下水道事業の整備など
- 被害軽減対策・・・浸水実績・予想区域図の公表、高床式建築の奨励など